東大VTuber愛好会のブログ

東京大学VTuber愛好会の公式ブログです。

UTVT VTuber界の振り返り 2020年11月編

こんにちは、東大VTuber愛好会です!

今回は11月の振り返りとして、会員が印象に残った出来事をピックアップしていきます。

※感想に一部ネタバレ等が含まれる場合がございますので、ご了承ください。

11/1 upd8 年内での終了を発表

【概要】
 バーチャルタレントの支援事業を行ってきたupd8が年内をもって終了することが発表された。VTuber業界でも大きなプロジェクトであったため、参加VTuberを始めとして各方面で話題となった。

【コメント】
 傍から見ても良心的な組織に見えたし、裏の雑務がとにかく多忙になりがちなVTuberにとっては役立つ存在であったことだろうと思います。発表後すぐにおめシスが情報を伝えたりIcotsuさんがお別れ会を開いたりしていたのはメンバーの能力の豊かさを感じました。お疲れ様でした。(うぇるあめ)

 アイちゃんYuNiちゃんの離脱あたりから怪しさはあったけど、とうとうか。コロナがなあ……。upd8は無くなってしまったけど、落ち着いたらまたみんなでイベントが出来たら良いなあと思う。お疲れ様でした。(やよい)

 発展途上のVTuber界隈(今でも発展途上ですが)をうまく繋げてくれたのがすごいありがたかったです。個人勢のサポートのおかげで色々な面白いことが見れました。お疲れさまでした。(えい)

11/4 クラフトボスHOT Presents 推しプレゼン全国大会 開催

【概要】
 「いい推しの日」に因んで、サントリー主催で推しプレゼン全国大会が開催された。第一回目の今回のテーマは「バーチャルYouTuber/Liver」。ナビゲーターに燦鳥ノムを据え、予選を勝ちあがった5名により各々の推しについてのプレゼンが行われた。
 アーカイブはこちら。
https://youtu.be/5OHQHwT-WNQyoutu.be

【コメント】
 ぶっちゃけた話、僕はオタクを見るのがかなり苦手なので放送を最後まで見られる自信がなかったのですが、そんな心配は無用でした。決勝に出場した5名の方の発表はどれもユニークで面白かったですし、司会の吉田アナや審査員の方、燦鳥ノムちゃんのトークも聞くことができたので満足です。さすがプロ、すごい番組だったね…。(にわとり)

 推しをどうして推しているか、という感情や気持ちを言葉に表現し、それを知らない人に伝えるハードルってめちゃめちゃ高いんですけど、リアルタイムで完璧にこなしているオタク、素晴らしすぎました。自身のエピソードも織り交ぜつつ、あくまで自分語りにはならないラインで推しを紹介するのすげぇ~と思いました。僕も推しプレゼンできるようになりてぇ~。(えい)

11/5 電音部 シブヤエリア始動

【概要】
 バンダイナムコエンターテイメントが提供する「電音部」から、にじさんじのシスター・クレア、健屋花那、星川サラをキャストとして起用したシブヤエリアが始動した。コミックムービーとともに、鳳凰火凛(CV:健屋花那)による「Shining Lights (feat.PSYQUI)」が公開され、今後の動向に期待が集まる。

【コメント】
 なんだかんだ「NANAIRO STAGE」が一番好き。大賀ルキアっていうより星川サラって感じだったけど。(やよい)

11/6 虎城アンナ活動再開

【概要】
 体調不良により活動休止中だったシュガーリリックの虎城アンナが活動再開した。3Dお披露目やフェスイベントにも復帰予定。

【コメント】
 帰ってきてくれてよかった。3Dお披露目は延期になってしまったが、体調には気を付けてゆっくり頑張ってほしい。12月のお披露目も楽しみ。(やよい)

11/7 白宮みみ、羽柴なつみ3Dお披露目

【概要】
 有閑喫茶あにまーれの白宮みみ、羽柴なつみが3Dお披露目配信を実施。機材トラブルに見舞われたものの、2人とも個性的な内容で配信を盛り上げた。
 白宮みみのアーカイブはこちら。
youtu.be
 羽柴なつみのアーカイブはこちら。
youtu.be


【コメント】
 みみちゃん可愛いね……。運動できないポンコツ系だと思ってたのに、「バレリーコ」を踊ってて驚いた。「ハッピー・ハッピー・フレンズ」も良かった、アニメソングが好きなので。羽柴も色々考えたんだろうなと感じられる内容で、別次元の自分との会話は特に面白かった。(やよい)

11/9 福岡ソフトバンクホークス公式VTuberの鷹観音海、有鷹ひなが活動開始

【概要】
 福岡ソフトバンクホークスの公式VTuberとして鷹観音海、有鷹ひなが活動を開始。お披露目は福岡PayPayドームの試合開始前のホークスビジョンにて行われた。

【コメント】
 色々な団体がVTuberを始めている時代とはいえど、球団はびっくり。ファンフェスで選手と直接話す動画でほっこり和みました。(うぇるあめ)

 VTuberVTuberファンに野球好きな人も沢山いると思うので、なんか色々楽しみです。(えい)

11/13 VESPERBELL オリジナル曲「RISE」公開

【概要】
 カスカ・ヨミの2人からなるユニット「VESPERBELL」が初となるオリジナル曲「RISE」を公開した。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 サビのメロディが頭に残る。リリース記念で初めて3Dでの配信が行われたが、顔が可愛く、ステージの照明も綺麗だった。このクオリティのオンラインライブが増えてほしい。(やよい)

 格好いい!開幕1秒、静かな演奏とともに響く「RISE!」が一発で心を掴んできます。二人の歌声が綺麗なのでハーモニーの聴き心地が非常に良く、VESPERBELLめっちゃいいユニットだな……と思いました。ラスサビで声の重ね方がちょっと変わるのも良い。(うぇるあめ)

11/13 VALIS「超常現象ダンスダンス」MV公開

【概要】
 神出鬼没のバーチャルサーカス団「VALIS」の「超常現象ダンスダンス」のMVが公開された。作詞作曲編曲は「かいりきベア」。
 動画はこちら

【コメント】
 動画では初の3Dお披露目となったMVですが、歌のクオリティは勿論のこと動画もえぐくてまじで意味わかんないです。えるすりーで見てからもう一回踊ってる姿みて~と思ってたので嬉しい限りです。過去曲のダンスMVとかもあったら面白そう~オタクが喜ぶ。(えい)

11/15 幸祜 オリジナル曲「harmony」公開

【概要】
 KAMITSUBAKI STUDIOからデビューした幸祜がオリジナル曲「harmony」を公開した。作詞・作曲はLen氏、編曲は大沼パセリ氏。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 幸祜ちゃんは神椿の歌手の中では癖がなくてスッとした歌声だと思っていたので、聞きたい通りの曲調で神椿のオタクになっちゃおうかなと思った。(やよい)

 ストレートですべてがとにかく綺麗。特に静かなCメロでの繊細な歌い方が好きです。MVも暗く都会的な近未来感が徹底されていて、流石はKAMITSUBAKI STUDIOの作り込みだな……と感じます。(うぇるあめ)

11/19 おめがシスターズの運営者が出産を発表

【概要】
 おめがシスターズの動画内に運営者として「おめがのハコちゃん」が登場。第一子を出産したことを発表した。
 動画はこちら

【コメント】
 よりにもよって過去に"大切なお知らせ統計"をやっていたおめシスからの「大切なお知らせ」。よほど大切なのだろうとは思っていましたが、出産という完全に予想外の嬉しい報告には驚きました。本当におめでとうございます!(うぇるあめ)

 めでたい of めでたい。(えい)

11/19 リブドル×名取さなコラボ

【概要】
 バーチャルアイドルグループ「リブドル!」からカティア、神宮司玉藻の2人と、名取さながコラボ配信を行った。8月のニコニコネット超会議2020夏 超ゲーム実況(夏)ROOKIESでも共演した3人でHuman: Fall Flatをプレイした。
 アーカイブはこちら。
youtu.be

【コメント】
 企画でコラボした相手とつながりが増えるのが見られて嬉しかった。ゲーム実況も面白かったが、前半のネットスラングクイズや、終了間際の中国語クイズがコラボが「残る」感じがして良かった。実際に後日名取さなの配信で「才八点」のコメントをいくつも見かけた。玉藻ちゃんがあざとくて可愛かったし、カティアちゃんの「No_GameOver_World」を聞いてみたがリピートが止まらなくなった。(やよい)

11/20 ホロWACCA

【概要】
 兎田ぺこらとさくらみこが生放送で音楽ゲームWACCA」をプレイ。同ゲームには18日に2人の書き下ろしオリジナル曲「ぺこみこ大戦争!!」が収録されている。
 アーカイブこちら

【コメント】
 筐体がにょきっと生えてきて笑った。でもリズムゲームをプレイしてる最中の人を物理的に妨害するのはヤバい。(よーこん)

11/20~22 音楽を止めるな2

【概要】
 VTuberによるオリジナル曲のノンストップ配信企画「音楽を止めるな2」がAZKiのチャンネルにて行われた。250組750曲を超える楽曲を3日に渡って配信した。

【コメント】
 やっぱりMVはジェムカンが頭一つ抜けてるな......と思いながら観ていた。(よーこん)

 Prologueが良かった。名取さなのMVは全然見られなくて悲しい。アーカイブなしの辛いところ。配信終了後にアンコール(?)でAZKiとキツネDJの新曲が流れ始めてびっくりした。(やよい)

 良い企画再び!!前回は2~3回ほどセットがループしてた記憶があるんですが、今回は48時間ぶっ通しでしたね……!楽曲のバリエーションもポップなものから尖ったものまで非常に豊かで、各人の「これが作りたい!」という意志のダイナミックなひしめき合いを感じました。こういう集大成のような企画を見るときほどVTuberを追っていてよかったと感じることはないです。
 曲数のほかに前回とはっきり変わったことは海外視聴者の多さでしょうか。V音楽は界隈を広く追っていく文化なので言ってしまえば結構ディープファン向けみたいなところがあると思っているのですが、今年どっと増えた海の向こうのリスナーがこういうところでも楽しんでいるのは非常に嬉しく感じました。(うぇるあめ)

 ホロライブに海外ファンが増えたこともあって、今回は海外ニキネキが沢山増えていて嬉しかったです。色んなジャンルや人々の曲が流れるので、ふら~っと寄った人が普段は絶対聴かないような曲を聴けたりと毎回楽しみにしています。僕はそらちゃんのMV見れてすごい嬉しかった~のとDJランダム君は健在でそのつなぎは狙ってるだろ~っていうのもあったり。あとが今回からVMVDJ企画としてMV紹介のコーナーがあったりして、初心者(?)にもやさしい~と思いました。いい話……。海外ニキがインヴィジブルたかしを見てどう思ったのかだけ知りたい……。(えい)

11/21 ホロライブ秋の大運動会

【概要】
 ホロライブプロダクション傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」のメンバーが多数参加した「ホロライブ運動会」が開催された。
アーカイブはこちら。
youtu.be

【コメント】
 各種目がマインクラフト内でちゃんとした競技になるように結構練られていたのが面白かったのと、凄く人数が多かったからわちゃわちゃ感が楽しそうで良かった。大所帯の箱ならではの企画。(よーこん)

 めちゃめちゃ楽しい企画でした、むちゃいい企画……。マイクラ内であれだけの大人数がわちゃわちゃしてる姿が見られるとは思ってもいなかったです。本放送だけでなく、競技会場を作ったりする裏作業が多くて大変そうでしたが、色んな子が手伝っていて暖かいなぁ……ってなっていました。個人的な話ですが、ゲスト参戦でそらちゃんとホロID1期生の3人も競技に参加していたのがめちゃめちゃ嬉しかったです。普段絡みがあんまりないところがわちゃわちゃしているととても嬉しいです。(えい)

11/21 Palette Project内ユニットSputrip 第一回定期ライブ

【概要】
 バーチャルアイドルプロジェクトPalette Projcet内のユニットSputripの定期ライブがツイキャスライブにて行われた。
 冒頭無料アーカイブこちら

【コメント】
 とにかくかわいい3人がとにかくかわいいライブでした。見るたびに上手になっていく歌や踊り、息の合っていくフォーメーションダンスが毎回楽しみです。定期ライブでは普段は見れないソロでの歌唱が存在していて、今回はカナメちゃんの「Dream Goes On」だったわけですが、振り付けがまりなす(仮)の奏天まひろちゃんでマジでびっくりしました、ありがとう……。お互いプリパラがすきで、プリパラの楽曲だったということで頼んだということで、ということで、オタク的には嬉しいコラボでした。VTuberVTuberに歌やら絵やら踊りやらを提供しているのをみるとほっこりしますね。次回の定期ライブも楽しみです~!(えい)

11/25 ほむしず活動1周年&生誕祭

【概要】
 おきなわ部の獅子丸ほむら・獅子丸しずくが活動一周年と誕生日を迎えた。また、記念として水着衣装のお披露目が自身のチャンネルで行われた。
 アーカイブこちら

【コメント】
 11月末に水着?!と思ったが、沖縄はまだ夏らしいので納得してしまった。無理がないか?水着はめちゃくちゃ可愛かったから構わないのだけれど。(やよい)

11/25 アメリカ発VTuberエージェンシー「VShojo」が始動

【概要】
 アメリカのVShojo Inc.がVTuber特化マネジメントエージェンシー「VShojo」を始動。初期メンバーとしてNyanners, Projekt Melody, Silvervale, Ironmouse, Zentreya, Froot, Hime Hajimeの7名が所属した。

【コメント】
 大きな動きが来ましたね!所属Vも人気のメンバーばかりでドリームチーム感があります。リリースによるとTwitch創設メンバーと有名YouTuberによる共同設立団体らしく、そこにもびっくり。いずれ海外でもどんどん独自の箱が増えていく時代が来るんでしょうか。(うぇるあめ)

 海外の流れ来ててすげえ~~~~。VTuberが日本発の文化になりつつあることの1つの証明でもありそうですね、嬉しい。(えい)

11/25 キツネDJ「FEEL ALiVE feat. AZKi」 MV公開

【概要】
 音楽を止めるな2で先行公開されていた音楽を止めるな2公式テーマソング「FEEL ALiVE」のMVが公開された。作詞作曲はキツネDJ。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 キツネDJ曲はほんとにテンション上がるのでAZKi先生とのコラボでめちゃめちゃテンション上がってしまった。英語パートがすこすこのすこです。(えい)

11/28 根間うい チャリティーライブ

【概要】
 延期となっていたリゾートイベント「Okinawa E-motion2020」が開催され、その一環としておきなわ部の根間ういによるチャリティーライブが行われた。現地とYouTube配信の双方で盛り上がったライブでは、新曲も初めて披露された。
 アーカイブこちら

【コメント】
 これまでアレンジとカバーをしてきた曲を披露して、懐かしさを感じていたら新曲が流れて驚いた。現地で見たかった……。(やよい)

11/29 名取さな 動物お絵描き耐久配信

【概要】
 名取さなが視聴者のペットを描く企画を実施。多くの反響・投稿に急遽50匹のペットを描くまで終わらない耐久配信に変更し、見事描ききった。配信中に描いたイラストはpixiv fanboxにて一般公開されている。
 アーカイブこちら

【コメント】
 サッと特徴を捉えながら描いているのは、普段から絵を描いているだけあって見事だなと思ったが、それ以上に独創的なアレンジには舌を巻いた。名取さなが見ている世界を、ペットの絵を通じて見られた気がして、長時間ではあったが見ごたえのある配信だった。因幡はねるちゃんのむぎちゃんも応募されていて、少し泣く。(やよい)

11/29 ときのそらセカンドライブ「パラレルタイム」

【概要】
 ときのそらがオンラインでセカンドライブ「パラレルタイム」を開催。10月にリリースした自身の2ndアルバム「ON STAGE」の楽曲も披露した。
 冒頭無料アーカイブこちら

【コメント】
 ついにやってきたセカンドライブ。そらちゃんが活動してきた3年間を凝縮したステージ、演出、セトリ、すべてが完璧でした。アーカイブが1月4日23:59まで買えるので是非。感想はこちらに長々と書いたので、見てもらえると嬉しいです。(えい)

11/30 鏡見キラ 卒業

【概要】
 ホロライブプロダクション傘下の男性VTuberグループ「ホロスターズ」所属の鏡見キラが卒業した。

【コメント】
 突然の発表でびっくりしました。1期生デビューで、約1年間活動を続けてくれて本当にありがとうございました。チビスターズ3人でわちゃわちゃしてるのを見るのが毎回楽しみでした。体調に気を付けて元気に過ごして欲しいです。お疲れさまでした。(えい)


おわりに
 いかがだったでしょうか。今月は年末年始に向けてイベントの告知などがたくさんあり、更に盛り上がってきたよう感じております。寒くなってまいりましたが、当愛好会も変わらず活動を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

にじさんじ関連コンテンツ一挙レビュー 11月分(1)

 はじめまして。会員のにわとりです。
 今月はバーチャルライバープロジェクト「にじさんじ」関連の書籍やらディスクやらが沢山届きました。具体的には

  • 画集『NIJISANJI Illustrations vol.1』
  • カバーソングアルバム『Prismatic Colors』
  • Rain Drops 2ndミニアルバム『オントロジー

の3つです。この記事ではこれら3つを一挙にレビューしていきます。

※この記事は、2020年12月9日時点での情報に基づいています。

 

画集「NIJISANJI Illustrations vol.1」


 画集「NIJISANJI Illustrations vol.1」は、これまでにじさんじが「イベント」「グッズ」「ボイス」「雑誌」などのリリースに際して出してきたイラストを一挙に集め、220ページ超の冊子にまとめたものです。

 

表紙

 

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いい表紙だね~

 表紙に選ばれたライバーが月ノ美兎とリゼ・ヘルエスタであることにまず感服せざるを得ません。
 プロジェクト始動時からにじさんじを支えてきた委員長はまずマストでしょうが、2019年にデビューして大きな飛躍を遂げた皇女が堂々と表紙を飾っているのが最高。周知のとおり皇女は委員長に憧れてにじさんじへの参加を志したわけです。ですから、この2人が並ぶ構図からは、ファンが望み、タレントがそうあろうとする「にじさんじ像」のようなものが今後も連綿と受け継がれていくのだ、というメッセージも感じ取れます。
 それから、委員長の髪が顔近くから先にかけて虹色をなしている*1の、こういう細かい仕掛け、ニクいですよね……。

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裏表紙とセットで1枚絵になっています


 こんな感じで、表紙のイラスト1枚*2をとっても割とそこそこのオタク怪文書ができあがってしまいます。
 中身を順々に鑑賞していったときの僕はこんな感じの感情を何百回も繰り返していたわけですが、それをここで全て再現してしまっては記事が破裂してしまうので、ここでは悩みに悩み抜いて選んだイラストを3点ほど紹介します。


SitR東京公演キービジュアル

 まずはイベント系イラストからこの1枚。


 さっきの表紙といい、このキービジュアルといい、完全に推しがバレそうですが、このイラストはぜひともオススメしておきたいです。存在するはずだったZeep東京公演、出るはずだった5人のライバーたち、彼らの最初の舞台を成功させるために必死で動いていた無数の人々に思いを馳せずにはいられなくなります。このキービジュアルはそうした人々の熱い思いの結実なのかもしれません。

 


にじさんじクリスマスグッズ2019メインビジュアル

 続いて、グッズ系のビジュアルからこちら。


 こういう「大集合~!」って感じのイラスト、すごく好きです。特に、全員がカメラ目線になっているわけじゃなく、各々が好きなことをしているところを切り取っているイラストですね。このイラストに関しては、「紅ズワイガニ」「LvEx」の2人組、そして「SMC組」「ぶるーず」の3人組というデビュー同期を全員登場させておきながら、安直に”同期てぇてぇ”をさせずに新たな関係を構築していこうとする野心的なところが、何より「いいな…!!」と思わせてくれる魅力です。


マンスリーボイス2020年5月分メインビジュアル

 最後にボイスに付随するイラストからこの1枚。


 戌亥とこ本人もさることながら、背景の描きこみや光の入れ方がとんでもなくリアリスティック。山奥にひっそりと立つ寂れた喫茶店のイメージが脳内に浮かび、環境音が聞こえてくるかのような「説得力」があります。イラストを描いた経験は全くありませんが、それでもこの絵の繊細さに驚かされました。と思ったら左端にケルベロス肉球があったりして、遊び心も感じられる1枚です。

 ……ここまで極めて簡単に「NIJISANJI Illustrations vol.1」をレビューしてきました。
 さて、ここまで見てきた通り、この画集に掲載されているのは既にネットメディアや他の出版物で掲載されたものであり、わざわざ画集を買わなくてもいつでも見に行けるイラストです。だからわざわざ画集など買う意味がない――そう思う人もいるでしょう。
 実際自分もその1人だったのですが、紙の画集を買って間近で見たことで、スマートフォンの小さな画面でなんとなく眺めていた「あの絵」が、初めて魅力的に思えてくることが多々ありました。その意味で、僕はこの画集を買って大正解だったと思っています。


カバーソングアルバム「Prismatic Colors」

 にじさんじオフィシャルストアで購入すると、13曲収録の本編CDのほかになんと特典CDが付いてきます。

 この記事では、この2枚の中から「特にこれは聴いてくれ…マジで…」と思った曲を選んでレビューしていきます。いわゆる「歌が上手いライバー」として名が通っているわけではないライバーの曲が中心になります。

 

カバーアルバム本編ディスク

 ジャケットイラストはこれ。望月けい先生です。よすぎ。

 

 収録曲は以下の通り(いちから公式サイトより)。

M1「残酷な天使のテーゼ」(早瀬走)
M2「ジレンマ」(メリッサ・キンレンカ
M3「シリョクケンサ」(葉加瀬冬雪)
M4「カサブタ」(シェリン・バーガンディ)
M5「ラストダンス」(剣持刀也)
M6「Gimme×Gimme」(ドーラ)
M7「世界は恋に落ちている」(星川サラ)
M8「再会」(卯月コウ)
M9「ゆずれない願い」(レヴィ・エリファ)
M10「太陽系デスコ」(アンジュ・カトリーナ
M11「Hand in Hand」(リゼ・ヘルエスタ)
M12「名前のない怪物」(戌亥とこ)
M13「My Dearest」(町田ちま)

 

 全ての曲が少しずつ聴けるクロスフェード動画はこちら。

 

 M11はYouTubeでフル視聴できます。MVもバリ可愛いのでぜひぜひ。

 

M3「シリョクケンサ」(葉加瀬冬雪)

 正直、このカバーアルバムで僕が一番楽しみにしていたトラックでした。期待を大幅に上回ってくるクオリティです。曲と歌声とのマッチングがダンチ。

 実は結構歌枠もやっていたり。デビューから1年半ほど経っていますが歌配信はだいたい月1回ペースです(歌枠プレイリスト)。歌動画はオリ曲「潜光」やコラボを含め11本(歌動画プレイリスト)。

 彼女の歌声の特徴を一言で言い表すとしたら「透明感」に尽きるのですが、これがどんな曲にでも合う。マジで。今回このアルバムで初めて葉加瀬の曲を聴いたという人に薦めたいのがこの動画。

 こんな感じの少し切なげのある曲では、少し影のある歌い方に惹かれます。

 実は葉加瀬、にじさんじでデビューする前から一人のにじさんじオタクとして「カバーアルバムを出してほしい!」と強く思っていたそうなんです。叶ってよかったね…ありがとう…これからもあると良いなぁ…と言いたいですね。

 

M4「カサブタ」(シェリン・バーガンディ)

 声がいいね~w(情報量ほぼなし)。真面目なコメントをしておくと、「カサブタ」はロック調のアニソン。歌詞の一音一音をはっきり歌い上げていくのでメッセージをダイレクトに伝わります。そしてシェリン風に言えば「すごく高音」の曲ですが、聴いていて気持ちいいくらい高音が出ていました。すごい。

 本人は芸人面しています*3が、実は歌が上手いライバー筆頭です。歌も上手いし笑わせるのも上手いしナレーションも上手いしサムネも上手い。あとは依頼人が来るだけの名探偵。

 歌配信はほとんどありませんが、動画がいくつか。有名なのはものすごく伸びてる「フィクサー」なんですが、他にもTwitterで地味にソロの歌を上げていたりします。

  個人的なオススメはこの「乙女解剖」。これもやはり丁寧な歌い方がすごく好きです。

 

M10「太陽系デスコ」(アンジュ・カトリーナ

 どうせさんばか贔屓でしょうと思ったそこのあなた、正解です(推し)。

 ソロの歌は実はかなりレア。歌枠も歌動画も少ないのでまさに隠れ歌うまライバーという感じです*4VTuberの歌ではお馴染みの王道のナユタン星人選曲。これがやっぱりいい。キャッチーでエモいラブソング。

 そこにアンジュのハスキーな歌声がとっても合う。かっこいい。雑談で1枠に必ずド下ネタぶっこんでく人とはとても思えない。

 ちなみにアンジュ、前述の全国ツアー東京公演が中止になっている関係でリアイベもライブもまだなんですよね。ライブで歌ってるとこ、現地でめちゃくちゃ見たいな~…現地で見たかったな…(戌亥ソロライブ落選勢)。

 さておき、アンジュのソロ歌のオススメです。これもぜひ。唐突にTwitterに上げるもんだからビックリしました。「うざったいんだ」のところの気持ちの入れ方めっちゃ好き。

 

特典ディスク

 こちらのディスクは4トラック収録。それも複数人曲です。

 収録曲は以下の通り(いちから公式サイトより)。

M1「ぼなぺてぃーと♡S」(葉加瀬冬雪、星川サラ、リゼ・ヘルエスタ)
M2「oblivious」(戌亥とこ、町田ちま、メリッサ・キンレンカ
M3「檄!帝国華撃団」(アンジュ・カトリーナ、ドーラ、早瀬走、レヴィ・エリファ)
M4「女々しくて」(卯月コウ、剣持刀也、シェリン・バーガンディ)

 

 全ての曲が少しずつ聴けるクロスフェード動画はこちら。

 

M4「女々しくて」(卯月コウ、剣持刀也、シェリン・バーガンディ)

 特典ディスクもかなり曲選びに迷ったんですが…やっぱりこの曲でしょう! 元気な男子組の元気なカバーです。正直この組み合わせは意外だったんですが、かなりいい感じにハマってビックリしました。また次の歌も出してほしいな~。

 上のクロスフェード動画で公開されているのは1サビだけですが、2サビ後の間奏では何かが起こります!

 ちなみにこちらの曲、近々3DでのMV公開予定とのこと!(あれ、もしかしてコレってコウ3D決定ですか…ですよね! ヤバい!)

 

……別に回し者でもなんでもありませんが、本当にこのアルバムは買いです。ライバーの歌が楽しめるのはもちろんのこと、オタクのスタンダードナンバーをバッチリ押さえられるというのもめちゃくちゃ推しポイント。ぜひ特典ディスクもセットで買ってほしいです。

 

Rain Drops 2ndミニアルバム『オントロジー

 筆が盛り上がってきたところでいよいよRain Dropsに突入!…したいのですが、下書きをしていたところ相当な分量になってしまいそうなので、オントロジーのレビューはまた次回にします。既に全曲聴いたんですが、本当にすごいミニアルバムでした。なるべく早くクソデカ感想投げたいですね。

 お読みいただきありがとうございました。にわとりでした。

*1:にじさんじ」というプロジェクトの名前、バーチャルYouTuberにまつわるものの名称にしてはありふれたものかもしれませんが、やっぱり天才的なネーミングだなぁとつくづく思います。虹ってあらゆる色の光を持ちながら、一本の線としてまとまっているんですよね…。名前が付けられた当時からは考えられないほど「名が体を表している」状態と言えるのではないでしょうか。

*2:ちなみにこのイラスト、画集の一番最後の絵として見開きで見られるように掲載されています。配慮非常にたすかる。

*3:クソザコパワポ芸したり、音割れ芸したり、でろーんとバチバチプロレスしたり、最近はパチンコの看板でパだけ壊して多くのライバーをキャッキャッさせたり

*4:おまけに自分のチャンネルに唯一上がっているのはどう考えてもネタソングのこちら

UTVT VTuber界の振り返り 2020年10月編

こんにちは、東大VTuber愛好会です!

今回は10月の振り返りとして、会員が印象に残った出来事をピックアップしていきます。

※感想に一部ネタバレ等が含まれる場合がございますので、ご了承ください。

10/2~4 TIFオンライン2020 バーチャルTIF

【概要】
 世界最大のオンラインアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVALオンライン 2020」がSPWNで行われた。ときのそらがメインMCを務めた「バーチャルTIF」ステージには多くのVTuberバーチャルアイドルが出演し、リアルアイドルとのコラボ企画も行われた。

【コメント】
 まず、歴史あるTIFにこうして多くのVTuberが出演できたことで、バーチャルの世界がますます広がっていることを感じます。すごい……。昨年にVRアイドルのえのぐがHOT STAGEに出演し、バーチャルアイドルがリアルアイドルが活躍する場への扉を開いてくれていたこと、オンライン開催であることなど色々繋がってこうして活躍できる場が出来上がるのはありがたいことです。
 Vのオタクなので当然バーチャルTIFステージを中心に見ていました。開始時間が遅れたり、音声が途切れ途切れだったりとトラブル続きでしたが、3日間MCをやりとげたそらちゃんの対応だったり、他の出演者や視聴者の暖かいコメントで楽しく見ることが出来ました。トラブル慣れてるVのファンあったけぇ……。オンラインだからこそ開始時間が遅れたりしたら別のステージを見に行ったりできて面白かったです。普段見ることない文化に触れるのもこういうフェス特有のもので、リアルアイドルさんも全力でパフォーマンスしていて、バーチャルもリアルもそこは当然ですが関係ないのがエモかったり。
 バーチャルTIFステージではオープニングからそらちゃんがRinoちゃんの頭を撫でててめっちゃびっくりしました。そらちゃんすげぇ……かわいいから撫でるって大物すぎるでしょ。それぞれ3日間、どの出演者のパフォーマンスも、バラエティーステージも内容はすべて良かったです。TIFということもあり、アイドル寄りの選曲にしている人が多くてみんなかわいかったです。MCのそらちゃんが裏でコールを入れたりしていて、そらともの僕にはめちゃありがたかったです、感謝……。個人的にはAZKiちゃんがBiSHの過去のTIFのステージをリスペクトして4連続自己アレルギーで存在証明してから、Fake.Fake.Fakeで矛盾したセトリをしていたの頭狂わされたのと、すいちゃんのパートのときに未練レコードのイントロが流れて頭がバグった(後半にそらちゃん本人登場してて更にバグった)のと、2年ぶりのそらあおのライオンが聴けて頭おかしくなったことが印象的でした。5人いてそらあお以外の3人が先に曲歌うそらあお確定演出、マジでずる過ぎるだろ、ソワソワしてた……。
 3日間もあると無限感想書いてしまいます……。来年はHOT STAGEとかにもバーチャルアイドルが混ざったりしていて、現地で盛り上げられたらうれしいな~なんて思います。来年も楽しみにしてます!(えい)
 

10/4 甲賀流忍者ぽんぽこ、ゆるキャラグランプリ2020優勝

【概要】
 甲賀流忍者ぽんぽこが、今年で最後の開催となる「ゆるキャラグランプリ2020」で企業・その他部門において見事優勝した。昨年のピーナッツくんの優勝と合わせて、ぽこピーでのゆるキャラグランプリ制覇となった。

【コメント】
 ぽんぽこちゃんの優勝は素直に嬉しいが、若干オーバーキル感が滲んだ気もする。今年で最後の開催とはなったが、これからもゆるキャラが地方を盛り上げてくれることを期待したい。(やよい)

 ペイレンジャーやうさっぴぃなどのライバルが今年も登場していたので、今回は強豪との再戦という感覚で見ていました。兄妹の優勝をきっかけに甲賀市とさらなる良い繋がりが生まれていってくれたら嬉しいです。(うぇるあめ)

10/7 月ノ美兎「それゆけ!学級委員長」投稿

【概要】
 にじさんじ所属の月ノ美兎のデビューシングル『それゆけ!学級委員長』からリード曲のミュージックビデオが公開。4:3のアニメーション映像に仕上がっている。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 素晴らしかった。ある種コンセプチュアルなMVは、ササキトモコの楽曲、リヨのジャケットイラストとキャラクターデザイン、そしてTAKU INOUEによるボーカルディレクション全てが月ノ美兎の美学の元に上質に機能した結果であるように思われ、アーティストとしての月ノ美兎の手腕に驚かされる。
 MVでは、所々鮮度の高いパロディもあるものの、全体としては80年代アニメのOPのような懐かしさを感じさせるもの(YouTubeの画質を落として視聴するのもおすすめ)となっている。その点で単に心地良い作品であるとは言えるが、ファーストシングルのMVでこれを敢行する辺りに、映像製作者としての経験もある月ノ美兎の作品哲学が表れていると思う。直接経験したわけではないものの、その時代の残り香を感じてきた世代。80~90年代の社会が反映された日本のアニメ、アートとカルチャーを愛した者による間接的な時代讃歌のようであり、サカナクション山口一郎と通じるリバイバル意識を持っているのではないか。新しいカルチャー市場のホープである委員長が、単なる懐古主義に終わらない広闊な引き出しを持っていることを、いちファンとして喜ばしいことだと感じます。(千鳥ボブ)

10/7 青色と混ざる「BLUE」カバー投稿

【概要】
 エルセとさめのぽき、somunia、yosumi、をとはたち「青色」のシンガーらによる楽曲の相互カバー企画「青色と混ざる」から「BLUE」が投稿された。全員による歌唱で、5週にわたって行われた企画のフィナーレを飾った。
 動画はこちら

【コメント】
 青色と混ざるなんだから、それは最後は「BLUE」だよな……。別件だけど「失礼しますが、RIP」のremixなんかも良かったので、こういう相互の企画が増えてほしい。(やよい)

10/10 あにまーれ新人初配信

【概要】
 有閑喫茶あにまーれの新人、瀬島るいと飛良ひかりが初配信を行った。どちらもあにまーれらしいインパクトのある初配信で、リスナーの印象に残るものとなった。
 瀬島るいのアーカイブこちら
 飛良ひかりのアーカイブこちら

【コメント】
 瀬島るいちゃんはめちゃくちゃ宗谷さんっぽくてびっくりした。初配信と歌ってみたのギャップがすごい。飛良ひかりちゃんは吐きそうになってて、自分を大切にしてほしいと感じた。ただ、見せられた個性は最初から「あにまーれ」そのもので、更に賑やかになって嬉しい。(やよい)

10/16 奏みみ変身&変身ソング「MiMi the Super Cat」披露

【概要】
 バーチャルシンガーの奏MiMiが猫の姿からかわいい女の子の姿に変身し、奏みみと名前を変えた。変身ソングは「MiMi the Super Cat」。作詞作曲は影山ヒロノブ、編曲を渡部チェルが担当。
 動画はこちら

【コメント】
 3か月前から変身するときいてずっとわくわくして待っていました。猫耳や猫ひげも残るかわいらしい顔に、大人っぽさもある衣装がセクシーでみみちゃんの雰囲気にピッタリでとてもいいです。変身ソングが影山ヒロノブさん作詞作曲、渡部チェルさん編曲で強すぎてめっちゃ笑いました、最強すぎ。(えい)

10/18 名取さな、「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」同時視聴

【概要】
 名取さながニコニコ生放送で「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」の同時視聴放送を実施した。以前から「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」の同時視聴をしたいと言っており、その要望が叶う形となった。

【コメント】
 OPテーマの「恋のメディスン」は名取さな初の3Dお披露目となった「バーチャルさんがいっぱい」でカバーされ、主役を演じていた桃井はるこが「PINK,ALL,PINK!」の作詞曲を担当しているなど、名取さなの活動にも縁が深いアニメーションだが、その他にも名取さな自身にも大きく影響を与えており、その片鱗を垣間見る良い機会だった。ただ2002年のアニメはもう見ることないと思う……。(やよい)

10/19 安土桃が新モデルをお披露目

【概要】
 にじさんじメンバーの安土桃が自らの2Dモデルを一新し、配信でお披露目を実施。新デザインは本人とイラストレーターのはあと氏が共同で行った。
 アーカイブこちら

【コメント】
 喋りはちゃんといつもの桃ちゃんのままでしたが、子供っぽい姿から一気にお姉さん感のある姿に変わりましたね……!絵柄も独特のポップさがあって非常に良いモデルだと感じます。あと「格ゲーにいそう」のコメントを見て確かに戦闘力高そうだな~~と思いました。出てるとこ見てみたい。(うぇるあめ)

10/19 星街すいせい、50万人記念ライブ「STARt IN THE SCREEEN!」

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属する星街すいせいがチャンネル登録者数50万人突破を記念して3rd YOUTUBE LIVE「STARt IN THE SCREEEN!」を行った。ゲストとして同「ホロライブ」より天音かなた、常闇トワ、夏色まつり、ときのそら、「イノナカミュージック」よりAZKiが登場した。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 「いのち」が流れた瞬間に最高のライブが確定した。AZKiと星街すいせいのノンストップ衣装は当時から組み合わせが好きだったので、ここで不意打ちされてよかった。(やよい)

 50万人突破おめでたい!1曲目を「RAISE AYOUR HANDS, NOW!」と終え、振り返り拳を突き上げた瞬間に「天球、彗星は夜を跨いで」が来ることが約束された感じがしていい繋ぎで最高だ~ってなりました、オタクは確定演出大好き。
 ホロライブのメンツとのコラボも多くてむちゃくちゃ助かりました。かなたんとトワ様とはパワフルな歌声、そらちゃんとAZKiちゃんとはエモめの優しさのある歌声を披露していて、ライブで色々な一面を見れるのは嬉しい。特に「いのち」が衝撃的で、まさか歌うとは思っていなかったのでイントロで頭がバグったんですけど、さらにAZKi先生も登場してさらに頭がバグりました。AZKi先生以外が歌う「いのち」、色々な意味が生まれて好きです。(えい)

10/20 律可1周年3Dライブ

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の男性VTuberグループ「ホロスターズ」に所属する律可が活動1周年を迎えた。同日には記念して生演奏3Dライブを行い、ピアノ奏者としてうぃんぐ、バイオリン奏者としてミナツキトーカをゲストに迎えた。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 活動1周年めでたい!歌うまイケメン(ぽんこつ)ホロロイドがこうして活躍していくのを見ると嬉しい限りです。ピアノのうぃんぐさん、バイオリンのミナツキトーカさんの演奏は暖かく心地がいい音色で、包まれるような歌声の律可くんにぴったりでした。生演奏ライブはやっぱりアドリブとかいつもの違った空気感が楽しくて好きですね、もっと増えて欲しいです。リクエストコーナーで即興で歌うとかもあって嬉しかったです。あとはやっぱり最後の「Re:Hello world」。1周年という節目で聞くと3Dお披露目のときとはまた違ったことを思うなどしました。最高のライブでした~!!!(えい)

10/21 ときのそら2ndアルバム「ON STAGE!」発売

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属するときのそらがビクターレコーズより2ndアルバム「ON STAGE!」を発売した。初回限定盤Bにはそらともから募集した「soraArtグランプリ」優勝者の絵柄をジャケットに採用した。
 特設サイトはこちら

【コメント】
 2ndアルバム発売おめでとうございます!!!!Dreaming!から約1年半、またそらちゃんのオリジナル曲が増えて本当にめでたいです。今回はタイトル通り、ライブでみんなと盛り上がれる曲が多くて、家で聴いているだけでもわくわくしてしまいます。たのしい曲、みんなで騒ぎたい~!当然全曲好きなのですけど、リア/リモシンパサイザーとブルーベリームーンが特に印象深くて特に好きです。リア/リモシンパサイザーはどこか懐かしい曲調に今っぽい歌詞が面白い発想でハピハピ!です。ブルーベリームーンにはラップがあって、ときのそらっぷ!?とびっくり。かっこいいそらちゃんだいぶ好きなので非常に嬉しかったです。
 アルバムを引き下げたライブも楽しみ!(えい)

10/21 朝ノ姉妹オリジナル曲「PLATFORM」MV公開

【概要】
 朝ノ姉妹初のオリジナル曲「PLATFORM」が公開された。作詞作曲編曲は「Suspended 4th」のkazuki washiyama、MVはosirasekita(USAGI Production)が手がける。
 動画はこちら。
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【コメント】
 歌うま姉妹のオリジナル曲、待ってました~!バリバリのロック、バンドサウンドが最高すぎる。サビでさらにグッと盛り上がるの、ライブでめちゃめちゃ聴きたいです。箱で生バンドで聴きてえ~!(えい)

10/21 さくらみこ復帰LIVE

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属するさくらみこが復帰ライブを行った。
 アーカイブこちら

【コメント】
 復帰おめでとうございます!またみこちゃんがホロライブの子と絡んでわちゃわちゃするのが見れるのが嬉しいです。大規模な企画をまた楽しみに待っています。(えい)

10/23 葉加瀬冬雪3Dお披露目

【概要】
 にじさんじ所属の葉加瀬冬雪が、京まふイベントで先行公開していた3DモデルをYouTube上で初解禁。配信では同期「SMC組」から夜見れなと加賀美ハヤトも出演。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 夏以降にじさんじライバーの3Dお披露目が続々と行われていますが、とうとう2019年下半期デビュー組もガンガン3Dの身体を手に入れている感があり、時間経過の速さを思い知らされます。
 以前お披露目配信では3Dとして登場するのは当人だけで、他のライバーが出演する際は立ち絵や黒子を用いていました。しかし最近はゲストのライバーも3Dで登場することが増えつつあり、お披露目配信のスタイルが多様化していると感じます。
 感染症流行に伴う外出の制約もほとんどなくなり、スタジオでの3Dモデルを用いた配信も9月以降格段に増えているにじさんじですが、はかちぇが3Dの身体をもってしてどんな活動をしていくのか、期待ですね。(にわとり)

10/23 Rain Dropsオントロジー」MV公開

【概要】
 にじさんじに所属する6名のライバーで構成される音楽ユニット「Rain Drops」が11/25に発売する2ndミニアルバム「オントロジー」から表題曲のMVが解禁された。
 動画はこちら

【コメント】
 待ってました! 1stミニアルバム「シナスタジア」の時点ですっかりRain Dropsに驚いたファンは多かったと思いますが、今回もオタク(特に20代前半)の心を鷲掴みにするクリエイター陣とヤバヤバ楽曲が揃っています。
 今回公開された「オントロジー」の完成度も凄まじく、夏への郷愁と雨の音とが奏でる青臭いメロディに思わず涙が出そうになりました。でもやっぱり、好きなコンポーザーの曲を好きなアーティストが歌ってくれて嬉しい...そんな月並みな感想に落ち着きそうです。ミニアルバムが楽しみですね。(にわとり)

10/24 コンピレーションアルバム「IMAGINATION vol.3」リリース

【概要】
 VTuberによるカバーアルバム「IMAGINATION vol.3」がリリースされた。参加VTuberは犬山たぬき、愛宮みるく、周防パトラ、鈴鹿詩子、鈴原るる、宗谷いちか、角巻わため、夏色まつりの8名。

【コメント】
 詩子お姉さんの「気分上々↑↑」が面白かった。ビョッブボッビュ病院で!?のイメージが張り付いている。(やよい)

 歌と歌声が完全にマッチしてて、RK musicさん本当にありがとうございます。るるちゃんのそばかすがすっげ~~~好き。(えい)

 毎度素晴らしいアルバムシリーズ。るるちゃん&パトラちゃんの「もってけ!セーラーふく」は2人ともハマり役すぎて聴けば聴くほどクセになります。そして宗谷さんの歌声が毎度上手すぎてのけぞる。(うぇるあめ)

10/26 第2回ガッチそらコラボ

【概要】
 ホロライブプロダクション傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」所属のときのそらと、ガッチマンVによる2回目のコラボ配信が行われた。前半はときのそらのチャンネルにて「1-2-Switch」、後半はガッチマンVのチャンネルにてVRホラーゲーム「Phasmophobia」をプレイした。
 前半のアーカイブこちら。後半はこちら

【コメント】
 前回のコラボもすごく楽しかったので今回もわくわくして待っていました。前半のパートではガッチマンVとしては初めて3Dで動いている様子を披露したということで、ガッチさんのファンの方が喜んでいたのが印象的でした。やっぱり動きが見えるのは嬉しい。ポーズを真似るゲームではお互いの好きなポーズを相手に取らせていて、ガッチさんがそらちゃんのアイドルポーズを真似たり、そらちゃんがガッチさんの面白いポーズを真似たりと、面白かったです。
 後半のホラゲでは、ガッチさんがそらちゃんに悲鳴を上げさせたいと選んだVRホラゲのようで、そらちゃんが悲鳴!?と思って見てたんですけど、本当に悲鳴を上げててびっくりしました。ホラゲで驚くよりもそらちゃんが悲鳴を上げる方が珍しいので驚きましたね。あとかわいい悲鳴きけて本当によかった、ガッチさんありがとう…………。
 前回は「ガッチマンさん」「そらさん」と呼んでいたのに対して今回は「ガッチさん」「そらちゃん」と、より親しげになっていたのもとてもうれしかったです。どんどんガッチさんがV界隈に馴染んでいるのもわかりますね、今後も盛り上げてください~!(えい)

10/28 キズナアイ・ミライアカリのコラボ動画投稿

【概要】
 キズナアイとミライアカリがそれぞれのチャンネルでコラボ動画を投稿。ツイートの縦読みでお互いの名前を匂わせていたが、動画では二年半越しの初コラボとなった。
 動画はこちら。
youtu.be
youtu.be

【コメント】
 元祖VTuberというか、心地が良かった。俺をこの時代に帰してくれ。(やよい)

 このコラボを待っていました……。二人とも楽しそう、嬉しそうでこちらも満面の笑みでございました。(えい)

 泣く。「いまの自分で会ってよかったと思う」で泣く。普通の会話を聞いているだけで何かが満たされた気分になります。いわゆる四天王同士のコラボは大体の組み合わせが既に実現していたので、これで最後のピースが揃った感がありますね。(うぇるあめ)

10/28~31 出雲霞がにじさんじを卒業

【概要】
 にじさんじメンバーの出雲霞が10月末に活動を卒業。約2年半にわたる《IzumoKasumi》projectの活動に幕を閉じた。

【コメント】
 初めて見た時の彼女は、あまりパッとしない眠たそうな少女という印象でした。そのデビュー動画に既に秘密が隠されていたことを知るのは、2018年の秋のことだったと記憶しています。
 だいぶ長くなりますが、これまでのストーリーについて語らせてください。彼女は知っての通りにじさんじSEEDsの一期生としてデビューし、同期の鈴木勝・卯月コウとともに「おなえどし組(OD組)」の一員として活動していました。全員13歳で同い年だったことが名前の由来となった訳ですが、この3人の繋がりはそれだけではありません。活動を続けるにつれ、とある共通のバックストーリーが明らかになっていったのです。そこで中心的な存在だったのが、他ならぬ出雲霞です。
 事態の内容はかなり複雑でした。彼女の実体は現実世界にあり、現在昏睡状態であること。その兄が『2434system』を通してバーチャル界に彼女のコピーとなるAIを創り続けたこと。その5番目となるAIが実は我々の見ていた"出雲霞"だったこと。いつかその"出雲霞"も自分自身が人間でないと知るときが来ること……。リアルタイムで日々進んでいく物語はとにかく新鮮で刺激的でした。まして、それが生きた現場であるVTuberとあっては尚更です。我々は"双方向性"という名の共犯関係のもと、一つの世界にのめり込んでいったのです。
 共犯であるからには、ただ楽しむだけでは終わりません。去年の春に、我々リスナーは最初のAI(case:01)の末路を決める重大な役目を委ねられました。ほぼ同数で真っ二つに分かれた投票の末、告げられた結果は「BAD END」。あの時のファンの重苦しい空気は今でも心に残っています。関わった者として、もう後戻りは出来ないと悟った瞬間でした。

 最終的に彼女はこのバーチャル世界を去って現実世界の出雲霞を救い、長かったストーリーもそこで終わるはずでした。そこを自己のバックアップによって乗り切り、この時期に至るまで配信活動を継続させてきたのが今までの彼女です。ここまでの詳しい顛末はこの動画が分かりやすいと思います。
 しかし、無事活動を再開した彼女は、やがて複製である自分とオリジナルの出雲霞の同一性を巡って思い悩み始めます。今回引退を決意したのも、活動への執着を捨ててこのまま自らの時間を止めることを選んだから。別れは悲しいものですが、物語が物語として成り立つためには「終わり」は避けられなかった訳です。かくして《IzumoKasumi》projectはその幕を閉じました。

 正直僕は、VTuberファンと言ってもあまりライバーを見るタイプではありません。その中で夢中になって配信を追った数少ないライバーの一人が彼女でした。子供っぽくも大人っぽくもある可愛らしい人柄、そしてVTuberの可能性を存分に発揮した物語は非常に魅力的でした。今はただ、活動を見届けられて良かったなぁ、と思うばかりです。
 引退後も物語の読み手のためにアーカイブは残されていますし、「出雲霞だった人」のあとがきもあります。出雲霞というVTuberが居たことを、覚えていてくださると幸いです。
(うぇるあめ)

10/31 ADVENTUNE2、リリース

【概要】
 音楽VTuber10組による、「悪人」をテーマにしたコンピレーションアルバム「ADVENTUNE2」がリリースされた。「RPG」をテーマにした前作から引き続きとなった、あくまのゴート、ぼっちぼろまる、memex、YACA IN DA HOUSEに加え、アザミ、アシノ feat.高峰伊織、江戸レナ、佐久間ねむ×Batsu、はちたろう、BOOGEY VOXXらが参加する豪華なアルバム。
 クロスフェードこちら

【コメント】
 「麻薬王」を担当するぶぎぼの「Escobar Dance」と、「盗人」を担当したYACAの「Don’t Steal」、「マッドサイエンティスト」を担当したはちたろうの「バッドマッドラヴサイエンティスト」が特に印象に残った。悪人をテーマにしながらも、いろんな曲調が集まっていて、聞いていて飽きないアルバムだった。(やよい)

 全曲かっこよくてイケイケでまた最高のアルバムがでてめちゃめちゃ嬉しいです。単純にmemexのファンなので「欺いたままで」はめちゃすきで最高。ぼっちぼろまるの「ヤンキーズ・ハイ」はサビのギターがめちゃ好き。江戸レナの「TOKYOITE」は日本語と英語を掛け合わせたラップが超楽しい。「蝕甚」でしっかりとアルバムの最後を飾るのはさすがゴートさんだなぁと思いました。ただ、考えさせる曲が多くてテーマの「悪人」と同じようにいい意味で後味が悪くて楽しい……!(えい)


おわりに
 いかがだったでしょうか。今月もイベントや配信、面白い動画が多く、楽しく過ごせたと思います。
来月も変わらず当愛好会も活動を続けてまいりますので、よろしくお願いします。

新人VTuber総特集! 2020年9月編

 こんにちは、会員のうぇるあめと申します。

 VTuberは今なお毎日十数人というペースで生まれ続けており、その全貌を掴むことは困難。そこで当記事では、先月どんなVTuberがデビューしたのか?という情報をピックアップしてまとめていきます。新しいVとの出会いを求めるファンの一助となれば幸いです!


ホロライブEnglish

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 「ホロライブEnglish」は、VTuber事務所のホロライブプロダクションから新たにデビューした英語圏向け海外グループ。"伝説の世界からやって来たVTuber"というコンセプト通り、ひときわファンタジー色が強い集団となっています。
 デビュー以降のメンバーの登録者数はいずれも異例の伸びを見せており、特にGawr Guraさんは100万人の大台を達成したことで話題となりました。英語圏におけるVTuberへの注目の高まりが窺えます。


 Mori Calliope(森美声)さんは医療が発達した現代で活躍の場を失った死神。彼女の持ち味はなんと言ってもその卓越したラップスキルで、デビュー間もなく『失礼しますが、RIP♡』をはじめとする非常にハイクオリティな楽曲を公開。流れるような乗せ方、英語と日本語を巧みに使いこなす言語能力、生と死の狭間を行き交う死神ならではのリリックが見事です。配信は勿論、音楽方面でも大いに期待できるライバーです。


 Takanashi Kiara(小鳥遊キアラ)さんはファストフードチェーンの店主を目指すアイドル不死鳥。チキンと呼んではいけない。
 その言語能力はグループでも髄一で、ドイツ語ネイティブでありながら日本語も英語も達者というマルチリンガルです。日本のゲーム・アニメ・音楽を愛しており、兎田ぺこらさんの大ファンでもあります。


 Ninomae Ina'nis(一 伊那尓栖)さんは謎の本(『このネクロノミコンがやばい大賞!』)を拾ったことをきっかけに触手を手に入れた古き神の司祭。クトゥルフ神話がモチーフとなったような見た目をしており、比較的低めで落ち着いた声が特徴的です。絵が非常に上手いことで知られており、しばしば他のメンバーのファンアートもアップしています。


 Watson Amelia(ワトソン・アメリア)さんはヘンテコな存在まみれのホロライブの調査にやってきた探偵少女。初配信で注射器を取り出し視聴者に幻覚を見せるなどおちゃめな子でありながら、配信で日本語を勉強する真面目な一面も併せ持つなど、その時々で多様な振る舞いを見せます。ゲームは主にFPSオープンワールドゲームを好んでいます。


 Gawr Gura(がうる・ぐら)さんは地上にやってきたアトランティスの末裔。日本では「サメちゃん」の愛称で親しまれています。幼い出で立ち(といっても9927歳)と可愛らしいムーブが人気で、"a"や"SHAAAK"といった鳴き声(?)もチャーミングです。

松永依織、長瀬有花、凪原涼菜(RIOT MUSIC)

 道明寺ここあさん・芦澤サキさん擁する音楽事務所「RIOT MUSIC」からは、オーディションVol.1を突破してきた3人の新人がデビュー。いずれもクオリティの高い3Dモデルを持ち、歌ってみた動画を中心に活動しています。


 松永依織さんは長いポニーテールが特徴のメンバー。まさに王道とも言えるような可憐で綺麗な歌声の持ち主です。
 趣味・特技は「ゲーム・ギター」。見た目通りの朗らかな性格をしており、たびたび行う弾き語り生放送では視聴者と気さくに会話しています。


 長瀬有花さんはその「だつりょく系アーティスト」という自称の通りゆる~い雰囲気を纏ったメンバー。優しくふわふわとした歌声が魅力的です。
 生放送ではカリンバという楽器を使って弾き語りを行っており、これまた独特の雰囲気を醸し出しています。


 凪原涼菜さんはひときわ大人っぽい雰囲気を纏う青髪のメンバー。情感豊かで繊細な歌声を持ち、選曲もそれに合わせたものとなっています。
 エレクトーンを使用した弾き語り生放送では、早口オタク語りや時たま出る方言などギャップのある一面も見られます。また、国際系大学に通っているとのことで、海外ファンと英語でよく交流しているのも特徴です。

倉持京子、風紙七鳴、オグリ・メル(星めぐり学園)

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 VTuberグループ「星めぐり学園」からは3人のVTuberが新たにデビュー。


 倉持京子さんは謎のまがまがしい手を生やした女性。「星めぐり学園所属のママ」を自称しており、重圧に疲れ果てた世の人々を救うべく全世界の母になることが目標だとか。チャンネル名すら「Mama Ch.」になっているあたり徹底しています。
 配信内容は麻雀やDead by Daylight、歌、ASMRなどが多めです。


 風紙七鳴さんは何故か顔を紙で隠した女子高校生。普段その下の顔を見せることはなく、感情表現も紙に書かれた表情を通して行っています。
 彼女はNARUTO銀魂などの作品を熱く語るオタク女子で、それも初配信からいきなり「BLが好き」と宣言する腐女子。配信では「腐っ腐~」がお決まりの挨拶となっています。配信内容はminecraftなどのゲーム実況が主で、過去にはBLゲーの実況も行っています。


 オグリ・メルさんは人間の欲望を運んでいる郵便屋。特に好きなものは競馬で、名前もオグリキャップから取っているとのことです。
 普段は10/11Rを中心に頻繁に予想実況配信を行っており、初配信からいきなり予想を的中させるなどその目利きは確か。ちなみに、スポーツ新聞に彼女の紹介記事が載ったこともあります。

ヒロさん、クサカベくん(ディズニー公式チャンネル)

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 VTuberに参入する企業は毎月のように増えていますが、9月はなんとディズニーが"VTuber作品"『バス停のヒロさん』を公開。謎の男性「ヒロさん」と男⼦⾼校⽣の「クサカベくん」がバス停での待ち時間にトークを繰り広げるシチュエーションコメディ作品となっています。
 変人かつディズニー作品に異様に詳しいヒロさんとそれに振り回されるクサカベくんのやり取りが軽快でコミカル。登場する2人は日本テレビVTuberネットワーク「V-Clan」にも参加しています。

エナコ(荒野行動)

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 エナコさんはゲーム『荒野行動』の公式VTuber。衣装デザイナーは輝夜月さんのデザインなどでおなじみMikaPikaZo先生です。公式ということで荒野行動の腕も「めちゃ強い」と豪語する彼女ですが……。
 生放送では5人に分身したエナコさんが本物の座を巡って競うVTuberらしい企画も行っています。

バーチャルルリグ「アト」

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 カードゲーム『WIXOSS』から、バーチャルルリグのアトさんがVTuberとして活動を開始。

 「ルリグ」は、WIXOSSにおいてプレイヤーの分身となるキャラクターを指す言葉。アトさんもそのルリグの1人で、ストーリー上では今春のWIXOSS学園編謎解きイベントで初登場したキャラクターとのこと。今回のデビューは過去の公式ブログの「あくまで彼女たちは物語の中の世界の存在でありますが、逆に、そちらから覗いている存在であるとも言えます」という言葉がVTuberという形で現れたものだと言えます。
 活動チャンネルはタカラトミーの公式YouTubeチャンネル。火曜日に雑談やおもちゃ・ゲーム実況を行っていくとのことです。

久遠たま

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 久遠たまさんは個人勢VTuberグループ「GuildCQ」から新しくデビューしたバーチャルシンガー。イラストレーターは赤井はあとさんなどと同じはる雪先生です。選曲としてはアニソンやボカロ曲を歌うことが多く、キュートな喋りとは裏腹にクールな歌声を見せることもしばしば。
 GuildCQは現在2人組のグループで、現在は久遠たまさんと8月デビューの伊冬ユナさんが所属しています。

姫咲ゆずる

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 姫咲ゆずるさんは漫画家の佃煮のりおさんがプロデュースしているVTuberグループ「のりプロ」の新人。普段はアーティストとしてイラストや漫画の仕事をしており、のりプロのマネージャーもゆずるさんがデザインしたとのこと。配信ではイラストメイキングは勿論、ゲームや歌枠など様々な内容を行っています

ROA

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 京都生まれのバーチャルロックシンガー、ROAさん。プロデュースを行っているのは合同会社ATE UNIVERSEで、デザインは漫画家の式部朗先生です。

 上の動画はデビュー間もなく発表されたシングル「CHANGE THE WORLD」のMV。昨今の辛い情勢下にいる人々を元気づけるために作られた曲とのことで、彼女の爽やかな歌声が活かされたポジティブな楽曲となっています。
 現在は2ndシングル「はじまりの日」のMVも公開済。こちらも爽快感のある曲調が耳に残ります。

うる&あにゃちゃんねる

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 2人組VTuber、うる&あにゃちゃんねる。少女のあにゃ(アルニャメーユ)さんとオオカミのうる(ウルルシニカ)さんの2名で活動しています。
 生放送の内容としては、minecraftやあにゃさんの朝ラジオ、うるさんの歌枠が多め。綺麗な画面デザインと見た目通りのほんわかした雰囲気が魅力です。

有賀タキ

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 有賀タキさんはハイテンションなオタクっぷり全開のニート研究者。現代世界の研究をしている途中でコンテンツの沼にハマってしまったそうです。アニメや漫画・アイドルなどその趣味は多岐にわたり、その"推し"への愛は余念がありません。
 動画では主にロボや視聴者のマシュマロと淀みない会話を繰り広げています。推される側の立場に回っても視聴者のファン心理をしっかり理解しているさまは流石。

伊村成海

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 伊村成海さんは言語学を取り扱うバ美肉VTuber。"言語学×VTuber"をテーマにしており、学術的な知識と身近な題材を上手く結びつけているのが特徴的です。これまでに取り上げている「"尊い"→"てぇてぇ"の変化の考察」「"アルス・アルマル"という名前の音声学的な分析」といったテーマもVTuberファンにとってはお馴染みと言えます。

お鶴ちゃんねる

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 今回ご当地VTuberとして紹介するのは旅系VTuberことお鶴ちゃんねる
 彼女は大分県中津市を拠点としており、地元の様々な名所を観光する動画を投稿しています。今までに訪れた場所は中津城福沢諭吉旧居、寺町など。たまにはVTuberの動画を通して、ちょっとした旅気分を味わうのもいいかもしれません。

NOI

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 同じくご当地VTuberNOIさんは小樽の観光大使を目指すVTuber。元々は小樽商科大学のゼミの学生が起業した会社「SEA-NA」の公式キャラクターの1人であり、大学を拠点とする珍しいVTuberです。
 動画投稿のみならず小樽駅内の店舗「タルシェ」とのコラボ企画も行っており、地域に密着した活動が期待されます。

星野ニア

 9月デビューのVTuberを語るときに外せないのがこの「星野ニア」のムーブメントです。
 このモデル、本来は目 浮津さんがプロデュース予定だったがデビューに至らなかったVTuberのもの。そこで作者が無料配布を行ったところ、「代わりにこのモデルで活動したい」という申し出が殺到。結果として、見た目を同じくする多数の「星野ニア」VTuberとして活動を開始するというSFチックな事態になりました。Twitterでユーザー検索してみるといかにその数が多いかが分かるかと思います。

 バーチャル身体の複製可能性を逆手に取った試みとしては、今までにも"バーチャル蟲毒"と呼ばれたAVATAR2.0オーディション「極」、のらきゃっとの量産型として生まれた「ますきゃっと」などさまざまなものが話題になってきました。それぞれ異なる存在が身体レベルで文脈を共有する、それもまたバーチャル世界における繋がり方の一つなのかもしれません。

ブラっと献血に名取へ

 先日、初めて東北に旅行した。行先は宮城、飛行機で1時間ほど掛けて空港へ到着した。僅かな肌寒さが北の地に来たことを体に知らせる。

WUGや鉄道むすめのパネルを横目に、電車に乗る。呆けていると、アナウンスが聞こえてきた。

「次は名取、名取。」


 VTuber愛好会の記事で、なぜ冒頭からオタクの旅行話を聞かされなければいけないのか、と思った方もいるだろう。ただ、これにはちゃんとした理由がある ――つまり、この宮城の地でVTuberのイベントがあったということだ。

 8月26日、とあるVTuber献血推進協議会とのコラボキャンペーンが大きな話題を呼んだ。そのVTuberとは、名取さな。宮城県名取市献血推進協議会が名取さなを起用し、若年層への献血の啓発に取り組み始めたのである。

告知はあっという間に拡散され、その反響の大きさから当初予定されていた市内のポスター掲示やのぼり旗の設置に加えて、急遽希望者へのポスターの配布が決定された。8月30日のキャンペーン当日には多くのせんせえ(名取さなのファンの総称)が集ったそうだ。

 ポスターの配布はこれまで3回(8月30日、9月26日、10月18日)行われており、日本各地の若者が宮城県名取市に集まるというその特異さからネットニュースにも取り上げられた。

www.asahi.com

 拡散は留まるところを知らず、ついには海外のニュースサイトでも話題となった。(余談だが、"Otaku rush to ~"という見出しで笑った。)

soranews24.com

 ドイツ向けや韓国向けのニュースサイトでも扱われたようだ。

 良ければぜひ、これらの記事にも目を通してみてほしい。

 VTuber界全体としても、企業の海外展開やバイリンガルの登場など海外へのアプローチが取られてきたが、最近は海外からも注目が集まっているように感じている。実際にニュースに取り上げられて以降名取さなの配信には海外からのコメントが多数残され、本人も驚いていた。

 味を占めた日本のせんせえ達によるローマ字英語が待機所で横行したり、それを見た海外のせんせえがエセ日本語を使ったりと、新しい交流が生まれているが、それはまた別の機会に。


 さて大きく脱線してしまったが、結局のところ最初の旅行話は、このポスターを貰うべく名取市に訪れたときの話だったというわけだ。

 献血当日の10月18日、満を持してイオンモール名取に向かう。(最寄り駅は名取駅ではなく杜せきのした駅だった。)

 早くなる足取りを抑えて駐車場に向かうと、そこにいた。
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 バーチャルサナトリウムがどこにあるのかは分からないが、それでも確かにこの時、名取さなは名取市に”いた”。リアルとバーチャルが交差した感覚、今自分が立っているこの地がインターネットの延長上にあるという感覚が1年ぶりに蘇った。

 受付を済ませ、献血をする。バスでの献血は初めてだったが、この9月から検査方法が変わり、腕からの採血ではなく指先に針を刺して血を採取するようになったそうだ。思った以上に短時間で検査が済んだので驚いた。献血自体も20分ほどで無事に終了した。


 献血が終わり、休憩所に行くと名取さなが出迎えてくれた。
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 けんけつちゃんと名取さなが並んでいる不思議空間が出来上がっていたが、コラボがより実体を伴って感じられ、思わず頬が緩んでしまう。

 休んでいると、担当の方がポスターを持ってきてくれた。一ファンとして感謝を伝えた後、献血についてのお話をいくつか伺った。

 献血業界としては、若者の献血参加が減少していることは共通の問題であり、どのように若者に対してアプローチをしていくかが課題であるそうだ。若者の献血離れはニュースでも見かけることがあったが、実際どの程度減少しているかを調べるために厚労省の公開するデータ*1を見てみると、確かに平成10年から20年の間で大きく減少した後横ばいになっていることがわかる。

 一方で、今回の献血キャンペーンでの年齢層を聞いてみると、圧倒的に10代、20代が多いそうだ。体感では9割近くが若年層だとも仰っていた。また、今回初めて献血をしたという方も多いそうで、アプローチとしてはドンピシャで啓発・推進ができたのではないかと喜ばれていた。

 献血参加者も普段の1.5倍ほどに増えているようで、発表から時間が経った今でもその影響の大きさが窺える。(余談だが、この日は初めてテレビの取材が入っており、NHK仙台でコラボの様子が放送されたそうだ。)


 献血のキャンペーンと言えば、赤月ゆにの秋田・京都でのコラボや、コミックマーケットコミケ)でのホロライブのコラボ、ご当地で言えば茨城の茨ひよりのコラボなどがこれまでも行われてきた。特にコミケは開催時期がお盆や年末年始で、帰省により血液量が低下しており、コミケ関連での献血の割合が高くなっている点、また若年層へのアプローチとして有効である点で重要だと日本赤十字社は述べている*2が、昨今の情勢ではそのような大規模イベントそのものが開催中止・延期になっており、貴重な機会が失われている。

 そのため、このような状況下でも献血を啓発・推進できる今回のコラボは、十分に意義のあるものだったのではないだろうか。これからもコラボが続いてもらえると、ファンとしては嬉しい限りだ。また、今回の件を受けて名取市以外でも、ご当地や縁のあるVTuberとのコラボキャンペーンが広がってほしい。


 しかしながら、献血と言えば「宇崎ちゃん」とのコラボが炎上したことは記憶に新しい。赤月ゆにも、自身の動画で赤十字社とのコラボ第3弾が見送りとなったことをユーモアを交えながら抗議していた*3が、赤十字社としても若者への啓発としてキャラクターを起用し、却って炎上してしまっては……と慎重になるのも理解できる。今回の名取さなとのコラボも、かなり思案したものだろう。幸いなことに、赤月ゆにのコラボはこの9月から改めて開催が決定しており、名取さなと名取市のコラボでも目立った批判は見当たらなかった。

 これは個人的な意見であるが、「宇崎ちゃん」の件では「声を上げることのできない」キャラクター性も要因の一つだったのではないかと考える。もちろんゾーニングの問題も大きな要因だったとは思うが、もし仮にキャラクターが、Noを伝えられる存在であったならば、公に出てくるものは被写体の許諾が担保されるため、批判も大きくはならなかったのではないだろうか。そのような意味で、キャラクター性と同時に意思を持った「VTuber」という存在は画期的な解決案の1つだと僕は考える。


 最後になるが、このような機会を設けていただいた名取市には本当に頭が上がらない。担当の方も、名取さな本人も喜んでいるようで、皆が幸せになる最高の企画だった。これを読んだせんせえがもしいれば、体調に気を付けながらではあるが、ぜひ名取を訪れてみてはいかがだろうか。

東大VTuber愛好会 会員 やよい

*1:参考:厚生労働省, 年代別献血者数と献血量の推移, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000063233.html

*2:参考:日本赤十字社, 日本最大規模のイベント「コミックマーケット」での献血活動, http://www.jrc.or.jp/activity/blood/cross/140710_001227.html

*3:参考:赤月ゆに,【激怒】巨乳に仕事を潰された【宇崎ちゃん】, https://youtu.be/s3NzN8s5nWY

バーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!(通称:えるすりー)」 イベントレポート

 こんにちは、会員のえいです。

 先日、9月19日から22日の4日間に渡って開催されたバーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!」(通称:えるすりー)についての感想や紹介などを述べていこうと思います。イベントレポートを出すには遅くなりましたが、非常に楽しかった4日間を振り返っていきます。

DAY1

DAY1には昼に開会式、昼から夜に駆けて今までの配信の振り返り、また夜には前夜祭が行われた。
開会式ではステージの初お披露目や、まりなす(仮)がavexのバーチャルプロダクション「AVALON」に所属することもさらっと重大発表された。
前夜祭では今まで仮の名前がついていたシャッフルユニットの正式な名前が発表された。青チームは「#BESPHERE」、赤チームは「りんごひめ(Princess Apple)」、黄緑チームは「麒麟さん連合」、カオスチームは「一期感電♡けーき(いちごしょーとけーき)」となった。

DAY2

昼公演

 えるすりーの開幕はまりなす(仮)Palette ProjectえのぐGEMS COMPANYReVdol!の総勢32名による、テーマ曲「Like Life a Live!」。大きな円形のステージに4グループ26人が並び、それぞれが個性を持ちながら統一されたダンスを披露し、ファンを沸かせた。「最初からクライマックス」とはまさにこのことだろう。


 テーマ曲後のトップバッターはまりなす(仮)の4人。
 1曲目にはまりなす(仮)の定番で盛り上がる「WONDERLAND」を披露した。キレキレのダンスパフォーマンスには相も変わらず舌を巻く。続いて初披露となる「GIMME! GIVEU!」。イントロで衣装が進化し、新曲+新衣装というファンにとっては非常に嬉しい展開。サビにそれぞれのソロパートがあり、盛り上がれる楽曲となっていた。ラストは「JUST IN MY HEART」で会場をさらに盛り上げる。「じゃすいんまいはー!」「おーおーおーおおー!」とコメントをするのみならず、実際に声も出してしまうほどテンションがあがる。トップバッターにふさわしい熱量のある3曲でオープニングを締めくくった。

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 続いて2組目はavexがプロデュースする言霊少女プロジェクトからMicrophone Soul Spinners、通称ソウスピの4人が登場。1曲目に「BATTLE ON THE T.O.P」を披露。イケイケのラップを歌うかわいい女の子たちに心を射抜かれた方も多いのではないか。2曲目には「Microphone soul spinners!」を披露。タイトル通り自己紹介をラップで行う楽曲。名前と韻を踏んだ心地よい歌詞で十分なインパクトを与えて出番を終えた。

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 3組目に登場したのはVRアイドルえのぐの4人。数々のライブを行ってきた経験による確かなパフォーマンスには圧倒された。1曲目は「e☆Jump!→Dream!!」。ボカロPとしても知られる「キノシタ」による楽曲で、楽しい曲調には思わずノリノリに。2曲目は「ギザギザコミュニケーション」。特徴的なラップパートが頭の中に残る楽曲。アイドルらしい元気な歌と踊りで視聴者を笑顔にした。

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 4組目にはあにまーれより因幡はねる宗谷いちか日ノ隈らんの3人が登場。普段は配信を中心に笑いを届ける彼女らだが、えるすりーではアイドルらしい一面を見せた。初めに「会いたかった」のカバーを披露。「振付が簡単だからアイドルといえばAKB48さんだから」という選曲の理由のとおり、かわいらしく笑顔あふれるパフォーマンスを見せた。2曲目には「ふぁんふぁーれ!」を楽しく歌唱。直前のMCでの芸人らしい爆笑トークに反して、しっかりかわいくオリジナル曲を歌いあげた。観客と一緒に「ららららー」と歌う場面はこういうフェスならでは、ライブならではの一体感を生み出した。


 5組目に登場したのはPalette ProjectよりAltimate!!の3人。Altimate!!はPalette Projectの前身にあたるAlt!!時代の楽曲やボーカロイド曲のカバーを中心に歌う、七海ロナ藤宮コトハ神菜コハネによるパレプロ内ユニット。1曲目の「StAlt!!」で自らのパートの始まりを告げ、Palette Projectのトップバッターをしっかり務める。2曲目にはオリジナル曲「Summer is Over」を披露。「SiO」とAltimate!!のメンバーも省略するこの曲は儚い恋心を歌った夏らしい一曲。ステージを大きく使う間奏の振り付けで観客を魅了した。3曲目の「たのしむーぶ」は2曲目の夏の恋の切なさに対して雰囲気がガラッと変わり、「うー!はー!」と全力で楽しむ楽曲で、観客のボルテージが一気に上がった。コメント欄は全体を通して「かわいい」で埋め尽くされており、究極のかわいさが感じられた。

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 6組目にはReVdol!が特設ステージからの中継で登場。「Cool Girl」で完成度の高いフォーメーションダンスとK-POP調の楽曲で会場にインパクトを与える。2曲目の「Pre-STAR」では、1曲目のかわいらしい雰囲気を打ち壊すような激熱アニソン曲となっており衝撃を受けた。実際に「Pre-STAR」はReVdol!のストーリーシリーズのOP曲であり、そのクオリティの高さには目を奪われる。

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 7組目はメインステージに戻り、天使リリエルが登場した。バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」にてイベントを勝ち上がってきた個人勢VTuberで、ステージに立つのは今回が初。初めてとは思えないパフォーマンスを見せ、えるすりーのために仕立てた羽の生えた衣装で天使らしく癒しを届けた。披露したオリジナル曲「Angelic Lily」の歌詞には自らの活動が詰め込まれており、舞台に立つまでの努力や苦労を乗り越え、今まさにステージで歌っているという熱い気持ちが伝わってきた。MCでは普段配信で行っている腹筋も披露。アイドルフェスで腹筋を行う天使は彼女しかいないだろう。

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 続いて8組目は同じく「REALITY」にてイベントを勝ち上がってきたHACHIが登場。オリジナル曲である「光の向こうへ」を披露した。力強くも優しい歌声に会場が包まれた。壮大なメロディーと巨大な会場、演出が「歌うこと」について感情に訴えかける。
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 「歌うこと」に注目した楽曲が2曲続き、イベントを勝ち上がってきた両者だからこそ、より強く歌に対する思いが伝わってきた。


 9組目はGEMS COMPANYが登場。GEMS COMPANYはスクウェア・エニックスがプロデュースするアイドルユニット。1曲目は奈日抽ねね有栖川レイカによるユニットERINGIBEAM.による「しゃかりきマイライフ!」。二人のぴったりのダンスと、カメラへのアピールが印象的。見ているこちらも笑顔になる。続いては豪華な衣装をまとった9人で「ゴールデンスパイス」を披露。大人数による圧巻のパフォーマンスは迫力満点だ。キレイに揃ったフォーメーションダンスには思わず見入ってしまう。「手放すもんか」と最初のステージで観客の心をばっちり掴んだ。

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 DAY2昼公演のラスト、10組目として登場したのはスペシャルシャッフルユニット#BESPHERE奏天まひろ(まりなす(仮))七海ロナ(Palette Project)鈴木あんず(えのぐ)水科葵(GEMS COMPANY)の4人により結成された。1曲目にはシャッフルユニットオリジナル曲「Blue Hearts」を披露。正統派激熱アニソンのような曲には少し驚いたが、序盤からサビ、ラスラビまでどんどん盛り上がる展開には胸アツ。振り付けはまりなす(仮)のまひろちゃんが担当し、クオリティの高さと、練習時間が短いにもかかわらずピッタリそろっていたダンスには目を見張るものがあった。DAY2昼公演ラストとなった2曲目は「Like Life a Live!」をシャッフルユニットとして披露した。えるすりー昼公演の開幕とはまた違った4人でのテーマ曲はシャッフルユニットの特別さを感じた。青色の衣装をまとった4名が月のようなまばゆい光を受け、昼公演を締めくくった。

夜公演

 夜公演のトップバッターはえのぐ。1曲目は「スタートライン」。次へのステップを踏み出すというイメージが強い楽曲。最高の夜公演のスタートラインを切った。続いて2曲目は白藤環日向奈央による「無敵のヒーロー」。2人による熱い歌と踊りはまさに無敵だった。ユニット曲の後は4人全員に戻り、「常夏パーティタイム」を披露。フェスといえば夏!という雰囲気で、家にいながらもタオルを振り回した人も多いだろう。テンションを上げ切った状態でトップバッターを終えた。

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 続いて2組目はSHOWROOMでのイベントを勝ち上がってきた結目ユイ&水瀬しあ。1曲目は「スイートマジック」のカバー。アイドルフェスらしく、かわいらしい振り付けと歌で観客を笑顔にした。2曲目は「ゴーストルール」のカバー。1曲目のふんわりした空気がガラッと変わり、ロックサウンドが会場に響いた。かわいさとかっこよさのどちらの表情も見せるステージにコメントも大盛り上がりだった。


 3組目にはGEMS COMPANYが登場。1曲目は音羽城乃柚希長谷みことによるユニットcitrossによる「メッセージ」。夜になり会場の夜空の星々とマッチした曲調には思わず聴き入ってしまう。エモい。2曲目は「ときめきドリームライン」。こちらも昼公演の「ゴールデンスパイス」と同じく9人でのパフォーマンス。ふわふわの衣装をまとった美しいフォーメーションダンスは素晴らしい安定感。一人一人を映すカメラワークはオンラインフェスならではで、カメラに向かって笑顔を送る姿はまさにアイドルそのものだった。

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 4組目には温泉むすめから草津結衣奈箱根彩那秋保那菜子の3人が登場。温泉むすめは日本の各温泉地に宿る下級の神様で、全国の温泉地を盛り上げるべく活動している。観光庁が後援をしており、バーチャルアイドルとしても活動。1曲目は草津結衣奈による「キズナ結び・エン結び」。完璧な振りと安定感のあるかわいらしい歌には目を引き付けられた。2曲目は箱根彩那による「Road to Shine」。1曲目はポップテイストだったがこちらは力強い疾走感のある楽曲。どちらも「あったかい」みんなのおかげ、力が「沸く」などの温泉にちなんだ歌詞があり温泉への興味を観客にわかせた。

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 5組目にはPalette ProjectよりSputripの3人が登場。Sputripは暁月クララ常磐カナメ香鳴ハノンによるパレプロ内シティーポップユニット。1曲目はオリジナル曲「光の惑星」。どこか懐かしさがあるが、新しさもあるサウンドで自然と体がノッてくる。「トンネルを駆け抜けて」と歌いながら2人がトンネルを作り、1人が2人の間を駆け抜ける踊りが印象的。2曲目は「DangDang気になる中村由真)」のカバー。アニメ「美味しんぼ」のオープニング曲だったこともあり、選曲に驚いた人も多かった。ラストは「Breeze in the Sun」。こちらもSputripのオリジナル曲であり、楽曲、衣装、ダンスがどれもマッチ。シティーポップを歌うアイドルという現在ではあまり見ない組み合わせでインパクトを与えた。

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 6組目に登場したのはReVdol!の6人。1曲目は「World of the happiness!」。昼公演でもクオリティの高いフォーメーションダンスで魅了した彼女らだが、夜公演でもその力を発揮した。バーチャル空間から現実に飛び出したMVにも注目したい。2曲目は「HEROINE」。1曲まるまる中国語で歌唱することもありえるかも、などと考えていたが、この曲では1番は日本語、2番以降は中国語で歌唱するというファン大盛り上がりの展開。日本と中国のどちらでも活動を広げているReVdol!ならではのパフォーマンスに、今後も期待していきたい。

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 続いて7組目に登場したのはVALISからCHINO(チノ)NEFFY(ネフィ)NINA(ニナ)の3人。VALISは神出鬼没のバーチャルサーカス団で、6人で活動している。3Dとして登場するのは今回が初だった。「真夜中コンチェルト」「残響ヴァンデラー」の2曲を披露。登場から会場の雰囲気がガラッと変わり、VALISの世界観に吸い込まれていった。歌はもちろんのこと、踊りや表情、カメラへの視線など初とは思えないレベルでとても引き付けられた。1曲目は「syodou」、2曲目は「かいりきベア」と、話題のボカロPが手掛ける魅力たっぷりの楽曲による独特の世界観を持つサーカス団の公演は幕を閉じた。

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 8組目には「ホロライブプロダクション」傘下の音楽レーベル「イノナカミュージック」よりAZKiが登場。「いのち」と「青い夢」の定番のエモさ全開の2曲を歌い上げた。多くのオリジナルを持つ彼女だが、アイドルフェスなのでポップな曲で攻めてくるかと思いきや、予想に反してエモさ方面で攻めてきて大きなインパクトを与える。「いのち」→「青い夢」は彼女のライブを見たことがある人にとってはもはやお決まりのコンボ。数々のライブ経験からの歌の表現力、心に訴えかける歌声によって、「バーチャル」とは何か、「アイドル」と「夢」とは何なのかについて考えさせられた。

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 9組目にはまりなす(仮)が登場。奏天まひろ燈舞りんの2人で「ポラリティ」、音葉なほ鈴鳴すばるの二人で「SPARK×SPARK」を披露した。「ポラリティ」は二人の掛け合いがライブごとに少し変わったりしているのが好きで、今回もはしゃいて楽しい。「SPARK×SPARK」はポラリティとは打って変わってハイテンポのユーロビート。視聴者も「スパーク!スパーク!」とコメントで盛り上げた。

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 DAY2夜公演ラストの10組目にはスペシャルシャッフルユニット一期感電♡けーきが登場。音葉なほ(まりなす(仮))暁月クララ(Palette Project)夏目ハル(えのぐ)長谷みこと(GEMS COMPANY)によって結成された、通称カオスチーム。1曲目は「カオス DE フルコース」を披露。タイトルにもカオスとある通り、曲調が激しく変わり、何もかもがカオス。1回聴けばそのままずっと忘れないほどのインパクトを与え、混沌とした空気に包まれた。こちらの振り付けもまりなす(仮)のなほちゃんが担当しており、オタ芸を取り入れるなどカオスさを向上させていた。2曲目は「Life Like a Live!」。DAY2昼公演ラスト曲もやはりシャッフルユニットで締めくくり。1曲目がカオスでごちゃごちゃしていたこともあり、楽しいテーマ曲でもあるが、お祭りの終わりが近づいていくことへの寂しさがDAY2にして出てきたように思えた。

DAY3

昼公演

 DAY3昼公演のトップバッターはDAY2夜公演に引き続きえのぐの4人。1曲目に「Brand New Stage」を披露した。「さあ どこまでも行こう!」と元気にスタート、DAY3として大盛り上がりの開幕だった。続いて2曲目は鈴木あんず夏目ハルで「午前0時のプリンセス」。ユニット曲では4人のときとはまた違った一面が見れるのも魅力だろう。そして3曲目には「YeLL for Dear」を披露。こちらも元気な応援ソングとなっており、フェスを見る人ももちろん、この後の出演者全員に対しても元気や勇気を与えたのではないだろうか。

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 2組目にはAZKiが登場。DAY2ではしんみりエモい曲で攻めてきた彼女だが、DAY3の1曲目は「I can't control myself」、2曲目は「嘘嘘嘘嘘」、3曲目は「自己アレルギー」とハイテンポな盛り上げ曲で会場を沸かす。DAY2とDAY3でギャップを見せ、どのような曲でも歌いこなしてしまう彼女の強みをしっかりと見せつけた。

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 3組目はPalette Projectが登場。メンバー9人全員がそろってパフォーマンスを披露するのは今回が初。1曲目には「きっと、アイだね」を披露。リアルとバーチャルを意識した歌詞からは、パレプロの「バーチャルをもっとリアルで色とりどりに」というコンセプトで活動していることが伝わる。そのまま2曲目に「君がいるから」を披露。1曲目のポップな曲調とは違い、2曲目はファンへの思いが詰まったバラード曲。9人での揃ったダンス、それぞれに割り振られたソロパートによって個性もグループとしての魅力も存分に伝わった。

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 4組目にはRabby Twinsが登場。こちらはDAY2にも登場したMicrophne Soul Spinnersと同様、言霊少女プロジェクトからのユニットで、大江いぶき大江ふぶきの双子姉妹からなる。1曲目は自己紹介ソング「Twin Queen」。かわいくもかっこよくもある2人のラップの魅力を知ることが出来た。続けて2曲目は「ハレ晴レユカイ」のカバーを披露。MCではしゃいだままのテンションで楽しそうに歌う彼女らにつられてこちらも笑顔になった。当日が敬老の日だったこともあり、「ハレ晴レユカイ」を懐かしむ人々が「敬老の日」とコメントやツイートしていたのも面白かった。

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 5組目に登場したのはまりなす(仮)。1曲目は「ボーダーレイン」を披露。ボーダーレイン仕様の衣装で登場し、キレキレのダンスと歌で序盤から盛り上げる。2曲目には新曲「Chain Gang」を初披露。直前のMCではすばる様が18歳になったこともあり、「18禁解禁」とコメント。まりなすには今までなかったセクシーな楽曲となっており、ファンにとっては新しい魅力を知ることが出来て大変うれしい。そのまま3曲目「Sense of Wonder」を披露。イントロでボーダーレイン仕様の衣装からDAY2に初披露した進化した衣装に衣装チェンジ。3曲で魅力を伝えきり、ステージをまとめ上げた。

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 6組目にはReVdol!が登場。1曲目はDAY2夜公演にも披露した「World of the happiness!」、2曲目はDAY2昼公演にも披露した「Cool Girl」。DAY2同様にダンスと歌は全くぶれることないクオリティ。カメラワークもDAY2の時と変わり、各メンバーの魅力をさらに知ることが出来た。


 7組目にはDAY2夜公演に引き続き、温泉むすめから草津結衣奈箱根彩那秋保那菜子の3人が登場。1曲目に草津結衣奈が「キズナ結び・エン結び」、MCをはさみ2曲目に秋保那菜子が「恋の詩より恋だっちゃ?」を披露。MCではDAY2同様観光庁が後援することを伝え、再び驚いてしまう。「恋の詩より恋だっちゃ?」はかわいらしいポップな曲。方言が組み込まれた歌詞もかわいい。

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 8組目にはGEMS COMPANYが登場。1曲目は長谷みこと星菜日向夏水科葵赤羽ユキノからなるユニットHttp:で「ネットのかみさま」を披露。ネットミームが沢山詰め込まれた楽曲に、またもや「敬老の日」のコメントで埋まっていたのも歌詞通り「草生えるwww」展開で面白い。続いて2曲目は「ときめきドリームライン」を披露。DAY2にパフォーマンスしたこともあり、頭に残っていてさらに楽しい。後半にかけて壮大になる曲はライブ終盤にピッタリ。

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 9組目はにじさんじよりドーラが登場。「キューティーハニー」のカバーを1曲目に披露。セクシーな曲はドーラ様にぴったり。懐かしい選曲にまた「敬老の日」コメントで埋まっていって楽しい。続いて2曲目にはえのぐから日向奈央夏目ハルをゲストとして迎え「ハートのペンキ」を3人で歌唱。ドーラ様自身もファンと公言しているえのぐとのコラボというまさかの展開に視聴者もボルテージが上がる。えのぐの2人と息を合わせて歌って踊るドーラ様本人も楽しそうでなにより。

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 DAY3昼公演ラストの10組目はシャッフルユニットのりんごひめが登場。燈舞りん(まりなす(仮))江波キョウカ(Palette Project)白藤環(えのぐ)奈日抽ねね(GEMS COMPANY)によって結成された。ユニットオリジナル曲「Love Bullet」を1曲目に披露。地方出身者が多く集まったユニットということもあり、方言が歌詞やセリフパートに登場し、かわいさでファンの心を撃ち抜いた。振り付けはまりなす(仮)のりんちゃんが担当。かわいさを引き出す振り付けができるのは流石の一言。ラストはやはりテーマ曲「Life Like a Live!」を披露。シャッフルユニットでテーマ曲を歌うのは3組目となり、DAY3昼公演を終わりを知らせるとともにえるすりーが終わりへと近づく悲しさがやはりこみあげてきた。

夜公演

 夜公演トップバッターはまりなす(仮)が登場。1曲目から「POLYFULL!」を披露しテンションを上げていく。視聴者も「わっしょい!」と合いの手をコメントで入れ、楽しいスタート。続いて2曲目はパチスロ「獣王-王者の帰還-」テーマソングの「オーエ・ニャーモ」アレンジカバー。すばる様のかっこいい歌声と、他3人のかわいい切れのある踊りでさらに盛り上げる。3曲目は初披露の「My Venus」。自身のラストに新曲を持ってくるのは最高の展開。新曲の披露も3曲目になり、残り1曲が気になるところで出番を終えた。

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 2組目はVALISから、前日に出演していないMYU(ミュー)RARA(ララ)VITTE(ヴィッテ)の3人が登場。DAY2同様「真夜中コンツェルト」と「残響ヴァンデラー」を披露。初めてとは思えないライブパフォーマンスと雰囲気づくりには相変わらず驚かされた。カメラ目線の不敵な笑みがかわいくも不気味でもあり、引き付けられる。


 続いて3組目はGEMS COMPANYが登場。水科葵がソロ曲「鮮紅の花」を1曲目に披露。グループでの楽曲とは違い、ロックテイストで力強い歌声で熱い曲を丁寧に歌い上げる。続いて9人全員でえるすりー2回目となる「ゴールデンスパイス」を披露。DAY2とは違うカメラアングルで見れるのが2回歌ういいところでもあり、カメラ目線でのファンサービスがたすかる。

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 4組目にはミクチャでのイベントを勝ち上がってきたユイF-022が登場し、オリジナル曲「詐欺師」を歌い上げた。サビで繰り返される「1000万のチケットさ」という歌詞が頭に残り、パワフルでクールな歌声には引き付けられた。

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 5組目には同じくミクチャでのイベントで出場権を獲得した妹系VTuber月宮雫が登場し、「一緒に笑っていこう」を初披露した。初めてのステージで初めてのオリジナル曲、初めてのパフォーマンスという状況を背景にすると、歌詞にはグッとくるものがある。


 6組目にはラジオ「すばるあずきみずしーの3コードミラクル!」にて結成されたユニットShotgun Roseが登場。11月1日に発売されるEPから「MIllion stars for you」を披露。登場時のわちゃわちゃした会話とは違い、きりっとした熱いロックな1曲を、事務所もグループも違う3人が息ぴったり歌い上げた。こうしたギャップもVTuberの魅力だ。

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 7組目にはPalette Project内ユニットREGALILIAが登場。1曲目のオリジナル曲「創造」はサビでソロパートがあるのが特徴的で、力強い3人の歌声の魅力が伝わる楽曲。続いて聖飢魔Ⅱの「蠟人形の館」のカバーを披露。アイドルがこの曲を歌うのには当然多くの人が驚いた。そしてまたしても「敬老の日」コメントで埋まっていくのも面白い。歌っている最中とギャップのあるかわいいMCを終えた後、初披露となるオリジナル曲「キライラ」を歌唱。アイドルがメタルを歌うというインパクトを十分に与えた。

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 続いてReVdol!が8組目に登場。先にパフォーマンスを行ったShotgun Rose、REGALILIAに引き続いて「HEROINE」、「Pre-STAR」とアップテンポの曲を続け、会場のテンションをさらに上げていった。


 9組目に登場したのはブイアパより杏戸ゆげ季咲あんこの2人。前3組のかっこいい曲の流れをガラッと変えるかわいい曲「ハッピーシンセサイザ」、「おじゃま虫」をカバー。2人で仲良くわちゃわちゃしながら歌う様子に「かわいい」のコメントで埋まっていった。


 次に登場したのはえのぐの4人。「Original Color Girls!!!!」を歌い出し、一気に自分たちの世界へと引き込む。次に「」を披露。全力でパフォーマンスをする彼女たちにコメントも「おーおーおーおーおーおー!」としっかり応えていく。この一体感を生み出せるのも経験値の強みだろう。

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 11組目に登場したのはにじさんじよりドーラ。1曲目には「虎視眈々」のカバーを披露。昼公演に引き続き、色気のあるドーラ様らしい選曲。続いて2曲目はまりなす(仮)から奏天まひろ鈴鳴すばるをゲストに呼び「JUST IN MY HEART」をともに歌唱。イントロから当然のようにジャスマイの振り付けをドーラ様がしており、自身がファンであることが窺える。観客も演者もともに楽しむ最高のステージだった。


 ラストの12組目は4組目となったシャッフルユニット麒麟さん連合が登場。鈴鳴すばる(まりなす(仮))神菜コハネ(Palette Project)日向奈央(えのぐ)一文字マヤ(GEMS COMPANY)の4人によって結成された。1曲目にはオリジナル曲「Chain the World」を披露。サビ前にはラップを組み込んだロックな曲に会場のボルテージは最高潮に達した。振り付けはまりなす(仮)のすばる様が担当。ツーリングが趣味のコハネちゃんを意識したバイクにのるポーズなどをみんなで話し合って決めたことをMCで明かし、限定のシャッフルユニットといえど、かなりの仲の良さが伝わる。また一方、MC中には自由な発言が飛び交い、アイドルらしいかわいい様子も垣間見せた。MC後には「Life Like a Live!」を歌い、DAY3夜公演の幕を閉じた。

DAY4

 DAY4からは公式からスクショOKが出たので、随時載せていこうと思います。

 DAY4のトップバッターを務めたのはえのぐの4人。「Welcome to Live」で観客を最終公演へたのしくお出迎え。続けて2曲目は「ハートのペンキ」。安定感のある歌と踊りにどんどんえのぐの世界へ引き込まれる。その後のMCでは、「世界一のVRアイドルになる」ことへの目標、「バーチャルアイドルフェス」がこうして開催できたことに対しての気持ちを熱く語りながら3曲目「絵空事」のイントロがかかる。視聴者や関係者の方々に感謝を述べながら全力で歌う「絵空事」はエモさそのもの。4日間を駆け抜けた彼女らの熱さに、DAY4の開幕から涙腺が崩壊した。

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 2組目に登場したのは日本烈島の4人。大蔦エル(愛知)、 舞鶴よかと(福岡)、根間うい(沖縄)、せんのいのり(福島)の4人で結成されたご当地VTuberユニットで、それぞれご当地を盛り上げようと活動している。1曲目は「はなまるぴっぴはよいこだけ」をカバー。個性的な4人だが踊りも歌もぴったり息を合わせる。MCに切り替わった途端、ヒーローショーを開始。アイドルフェスで突然コントを始めるグループがいまだかつていただろうか?楽しいコントのままオリジナル曲「We're the Lights」を披露。みんなが一つになるようなアイドルソングで、日本烈島という名前の通り、日本が一つにまとまっていく雰囲気を感じた。オリジナル曲後もボケやツッコミを繰り返し、終止笑いを取っていった。

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 3組目に登場したのはアイドル部よりもこ田めめめ花京院ちえり八重沢なとりが登場した。1人目にはもこ田めめめが登場し、オリジナル曲「FuwaMoko→LIFE!」を披露。ぴょんぴょん飛び跳ねながら歌う姿は本当にかわいらしい。続いて花京院ちえりが登場し、「GO! GO! ちえり!」を披露。まさかの選曲に爆笑してしまったが、カメラ目線で無邪気に笑う姿にはとても癒された。ラストには八重沢なとりが登場し、「ぶれないアイで」をカバー。曲中に制服衣装からアイドル衣装にチェンジし、しっかりと踊りながら歌う姿に魅了された。

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 4組目はシークレット枠としてLiLYPSEが登場。突然の登場に会場はざわつくが登場した2人はそのまま「ボッカデラベリタ」のカバーを披露。歌唱力はさることながら、揃った踊りを見せる謎の2人組には開いた口が塞がらない。曲の後のMCでは暁みかど暁おぼろの双子であると自己紹介。エイベックス発のバーチャルアーティストプロダクション「AVALON」に所属していることも明かした。曲中の雰囲気とは違い、はしゃぐ姿も見せ、ギャップも含め今後の活動が楽しみだ。

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 5組目にはPallete ProjectよりAltimate!!が登場。20日昼公演にも登場した彼女らが選んだ1曲目は「Re:Myself」。Altimate!!の1stオリジナル曲であり、前身のAlt!!から新しくスタートすることを決意した楽曲はスタートにぴったり。続けて2曲目はAlt!!の「Dramatic Parade」。ハイテンポで元気になるこの曲だが、Altimate!!としては初披露。「A and L and T say Alt!!」の部分が「A L T I M A T E」に変わる等、Altimate!!仕様になっていてファンはテンションが上がる。夏の切ない恋を歌う「Summer is Over」で出番を終えた。

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 続いて6組目にはReVdol!の6人が登場。「Pre-STAR」「World of the happiness!」を続けて披露。どちらもライブ映えするハイテンポな曲で、フォーメーションダンスもばっちり決まる。MC後のラストは「Cool Girl」。K-POP調のアイドルソングでえるすりーでのステージを締めくくった。

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 7組目にはGEMS COMPANYが登場。赤羽ユキノ一文字マヤからなるグループ内ユニットMATULIPで「DESIGNED LOVE」を披露。2人での披露は初めてとなるが、セクシーなマヤたそとカッコイイユキノくんのコンビが対比的で、大人っぽい恋愛ソングにぴったり。続けて2曲目は9人全員で「ゴールデンスパイス」を披露。終盤に向けて盛り上がっていくステージのラストにふさわしい楽曲でえるすりーでの出番を終えた。

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 8組目からはえるすりースペシャルシャッフルユニットが再び登場。トップバッターは一期感電♡けーきで「カオス DE フルコース」。2回目となってもカオスさには爆笑してしまう。

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シャッフルユニット2番手はりんごひめの「Love Bullet」。カオスからの正統派かわいいの温度差にやられてしまう。

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3番目には麒麟さん連合で「Chain the World」。かわいい→かっこいいのギャップにまたやられる。

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ラストの4番手は#BESPHEREの「Blue Hearts」。熱いアニソン風味の曲はシャッフルユニットラストにもってこい。

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どのシャッフルユニットも個性的で、事務所やユニットの垣根を超えて作られたとは思えないほどの仲の良さだったり、歌や踊りのクオリティの高さは素晴らしく、こういったフェスでしか味わえない特別感も最高だった。またシャッフルユニットが見れることに期待してしまう。


 最後に登場したのはまりなす(仮)。登場からおなじみの「WONDERLAND」のRemixアレンジバージョン「WONDERLAND2」を披露。ソロのダンスパートが増え、更に楽しい曲に進化した。続いて2曲目は新曲となる「Shooting my shot!」を披露。4曲目となる新曲の披露に加え、ユーロビート調の激カッコいい楽曲に会場のテンションはますます上がる。その後のMCでは、TOKYO IDOL FESTIVAL 2020とえるすりーのコラボステージの開催決定を告知。大きなバーチャルアイドルフェス同士のコラボに、バーチャルアイドルのさらなる広がりが見えて今後にも期待ができる。ラストの3曲目はクライマックス感のある「亜空の先へ」。ちょうど1年前の「DIVE XR FESTIVAL」で初披露した楽曲を、えるすりーにて再び披露することにより、衣装だけでなく、1年の経験を経て歌も踊りも進化したことが感じられた。

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 ここで終わりかと思いきや、ステージにはまりなす(仮)Palette ProjectえのぐGEMS COMPANYの全メンバーの姿が。また、スクリーン上には出演者全員の姿が映し出され、バラードアレンジされた「Life Like a Live!」を大合唱。フェスが終わる寂しさもありつつ、壮大なステージで4日間沢山笑顔をもらったことを思い出す。夢のような4日間に「夢じゃない リアリティ」の歌詞が刺さる。

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講演終了後、エンドロールとともに「Life Like a Live 2」開催決定が告げられ、次回への期待もさらに高まった。


 初の大規模なバーチャルアイドルフェス「えるすりー」の4日間はオンラインであったものの、フェスでしか見れないシャッフルユニットがあったり、バックステージでVアイドルさんいらっしゃいと称してステージ出演者以外のバーチャルアイドルの方々も呼んでいたり等、新しい試みの先駆的存在になれたのではないだろうか。
 いつも応援しているアイドルのキラキラ輝くステージを見るのも、新しいアイドルとの出会いの場とするのもフェスの醍醐味。「えるすりー2」にてパワーアップするであろうフェスの面白さ、生のステージの迫力をまた味わうことが楽しみだ。


セットリスト

・DAY2昼公演
1.Life Like a Live!/まりなす(仮)、Palette Project、えのぐ、GEMS COMPANY、ReVdol!
2. WONDERLAND/まりなす(仮)
3.GIMME! GIVEU!/まりなす(仮)
4. JUST IN MY HEART/まりなす(仮)
5. BATTLE ONE THE T.O.P/Microphone Soul Spinners
6. Microphone soul spinners/Microphone Soul Spinners
7. e☆Jump!→Dream!!/えのぐ
8. ギザギザコミュニケーション/えのぐ
9. 会いたかった(AKB48)/あにまーれ
10. ふぁんふぁーれ!/あにまーれ
11. StAlt!!/Altimate!!
12. Summer is Over/Altimate!!
13. たのしむーぶ/Altimate!!
14. Cool Girl/ReVdol!
15. Pre-STAR/ReVdol!
16. Angelic Lily/天使リリエル
17. 光の向こうへ/HACHI
18. しゃかりきマイライフ/ERINGIBEAM.
19. ゴールデンスパイス/GEMS COMPANY
20. Blue Hearts/#BESPHERE
21. Life Like a Live/#BESPHERE


・DAY2夜公演
1.スタートライン/えのぐ
2.無敵のヒーロー/白藤環&日向奈央
3.常夏パーティータイム/えのぐ
4.スイートマジック(Junky)/結目ユイ&水瀬しあ
5.ゴーストルール(DECO*27)/結目ユイ&水瀬しあ
6.メッセージ/citross
7.ときめきドリームライン/GEMS COMPANY
8.キズナ結び・エン結び/草津結衣菜
9.Road to Shine/箱根彩耶
10.光の惑星/Sputrip
11.Dang Dang 気になる(中村真由)/Sputrip
12.Breeze in the Sun/Sputrip
13.World of the happiness!/ReVdol!
14.HEROINE/ReVdol!
15.真夜中コンツェルト/VALIS
16.残響ヴァンデラー/VALIS
17.いのち/AZKi
18.青い夢/AZKi
19.ポラリティ/奏天まひろ&燈舞りん
20.SPARK×SPARK/鈴鳴すばる&音葉なほ
21.カオス DE フルコース/一期感電♡けーき
22.Live Like a Live!/一期感電♡けーき


・DAY3昼公演
1.Brand New Stage/えのぐ
2.午前0時のプリンセス/鈴木あんず&夏目ハル
3.YeLL for Dear/えのぐ
4.I can’t control myself/AZKi
5.嘘嘘嘘嘘/AZKi
6.自己アレルギー/AZKi
7.きっと、アイだね/Palette Project
8.君がいるから/Palette Project
9.Twin Queen/Rabby Twins
10.ハレ晴レユカイSOS団)/Rabby Twins
11.ボーダーレイン/まりなす(仮)
12.Chain Gang/まりなす(仮)
13.World of the happiness!/ReVdol!
14.Cool Girl/ReVdol!
15.キズナ結び・エン結び/草津結衣菜
16.恋の詩より恋だっちゃ?/秋保耶菜子
17.ネットのかみさま/Http:
18.ときめきドリームライン/GEMS COMPANY
19.キューティーハニー倖田來未版)/ドーラ
20.ハートのペンキ/ドーラ&日向奈央&夏目ハル
21.Love Bullet/りんごひめ
22.Life Like a Live!/りんごひめ


・DAY3夜公演
1.POLYFULL!/まりなす(仮)
2.オーエ・ニャーモ 無法地帯ver./まりなす(仮)
3.My Venus/まりなす(仮)
4.真夜中コンツェルト/VALIS
5.残響ヴァンデラー/VALIS
6.鮮紅の花/水科葵
7.ゴールデンスパイス/GEMS COMPANY
8.詐欺師/ユイF-022
9.一緒に笑っていこう/月宮雫
10.Million stars for you/Shotgun Rose
11.創造/REGALILIA
12.蝋人形の館聖飢魔II)/REGALILIA
13.キライラ/REGALILIA
14.HEROINE/ReVdol!
15.Pre-STAR/ReVdol!
16.ハッピーシンセサイザ(EasyPop)/杏戸ゆげ&季咲あんこ
17.おじゃま虫(DECO*27)/杏戸ゆげ&季咲あんこ
18.Original Color Girls!!!!/えのぐ
19.栞/えのぐ
20.虎視淡々(梅とら)/ドーラ
21.JUST IN MY HEART/ドーラ&奏天まひろ&鈴鳴すばる
22.Chain the World麒麟さん連合
23.Life Like a Live!/麒麟さん連合


・DAY4夜公演
1.Welcome to Live/えのぐ
2.ハートのペンキ/えのぐ
3.絵空事/えのぐ
4.はなまるぴっぴはよいこだけA応P)/日本烈島
5.We’re the Lights/日本烈島
6.FuwaMoko→LIFE!/もこ田めめめ
7.Go! Go! ちえり!/花京院ちえり
8.ぶれないアイで(Mitchie M)/八重沢なとり
9.ボッカデラベリタ(柊キライ)/LiLYPSE
10.Re:Myself/Altimate!!
11.Dramatic Parade/Altimate!!
12.Summer is Over/Altimate!!
13.Pre-STAR/ReVdol!
14.World of the happiness!/ReVdol!
15.Cool Girl/ReVdol!
16.DESIGNED LOVE/MATULIP
17.ゴールデンスパイス/GEMS COMPANY
18.カオス DE フルコース/一期感電♡ケーキ
19.Love Bullet/りんごひめ
20.Chain the World麒麟さん連合
21.Blue Hearts/#BESPHERE
22.WONDERLAND2/まりなす(仮)
23.Shooting my shot!/まりなす(仮)
24.亜空の先へ/まりなす(仮)
25.Life Like a Live!/出演者全員

UTVT VTuber界の振り返り 2020年9月編

こんにちは、東大VTuber愛好会です!

今回は9月の振り返りとして、会員が印象に残った出来事をピックアップしていきます。

※感想に一部ネタバレ等が含まれる場合がございますので、ご了承ください。

9/5 パレプロ新ユニット「Sputrip」お披露目ライブ

【概要】
 バーチャルアイドルプロジェクト「Palette Project」よりシティーポップを中心に歌う新ユニット「Sputrip」がデビューし、お披露目ライブを行った。新曲「Breeze in the Sun」「光の惑星」も初お披露目となった。
 デビューライブ映像はこちら

【コメント】
 パレプロの新ユニットも「Altimate!!」、「REGALILIA」ときてついにラストがやってきましたね……。シティーポップてなんぞや?と思っていたのですが、70年~80年代のころの都会的な雰囲気を含んだ歌詞や曲調のジャンルらしく、確かにそんな感じする、懐かしいけどオシャレ~でした。パレプロはフォーメーションダンス的なところがとってもよくて毎回注目しているんですが、今回も息ぴったり揃ったダンスをしていて、歌詞に沿った踊りだったり、3人で並んだり、2人でトンネルを作って1人はくぐったりで見たかったものはソレソレ!!とテンション上がってました。「Breeze in the Sun」の「in the Sun」と歌うところがかわいくて好きです。以前の「Altimate!!」の「Summer is over」お披露目のときから思ってたのですが、ステージやら床の反射やら光や影の演出がかなり向上しててすげぇ~ってなってました。すげぇ~~~!(えい)

9/7 Kizuna AI × 花譜「ラブしい」公開

【概要】
 エナジードリンク「ZONe」IMMERSIVE SONG PROJECTの一環として、Kizuna AI・花譜の2人が歌唱する「ラブしい」が公開された。作詞・作曲はゲスの極み乙女。などでも知られる川谷絵音
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 アイちゃんと花譜ちゃんの全く違う2人の歌声のユニゾンが綺麗でした。曲名の「ラブしい」は不思議な言葉ながらも歌詞中に繰り返し登場し、頭に残るのでついつい口ずさんでし聴いててまいます。また、個人的にはイントロの入りが鳥肌ものだったのでぜひ聞いてもらいたいです。
 MVでは歌詞とリンクした不思議な世界が具現化されており、そこで2人が踊るというもの。こちらは2人の踊りの振り付けが可愛くて印象的でした。(やよい)

 嬉しすぎるコラボ……。不思議で美しい楽曲といい、世界が色鮮やかに移り変わるMVといい、その夢の中に居るかのような心地よさにうっとりします。
 2人の歌声は曲中で綺麗に重なりあったり、互いを引き立て合ったり、「半分になればいいの」の所でちょうど半分ずつ聴こえたり……と存分に活かされているので聴いてて幸せです。何にせよ、ZONeには感謝してもしきれません。(うぇるあめ)

9/7 ときのそら3周年

【概要】
 「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」所属のときのそらが活動3周年を迎えた。同日には3周年記念配信を行い、デビューからの3年間を振り返るとともに、新衣装もお披露目した。
 配信はこちら。
youtu.be

【コメント】
 そらちゃん3周年おめでとうございます!まずはここまで活動を続けてくれてありがとうございます。色々なことがあったと思いますが、楽しい思い出もとっても多く、配信を見ながら蘇ってきました。初めてライブしたり、メジャーデビューアルバムが決まったり、ファーストワンマンをしたりとどれも楽しいことばかりでした。放送では衣装に注目した振り返り動画をコメンタリー形式でそらちゃんと一緒にいていくのが楽しかったです。どれも懐かしくてエモい気持ちになりました。
 新衣装は20歳になったこともあり、少し今までに比べて大人っぽいお化粧に。かわいいです。とにかくかわいい。ありえないぐらいかわいい。えーちゃんからのサプライズのお手紙にはこちらも涙をしてしまいました…。友人Aさん、ありがとう……ありがとう……。最後はDream☆Storyで笑顔で終わるのもそらちゃんらしくて良かった……ありがとう……。サムネもえーちゃんでとってもよかった!(えい)

9/9 ピンキーポップヘップバーン1stアルバム「P-POP」発売

【概要】
 ピンキーポップヘップバーン初のアルバム「P-POP」の発売が開始された。収録される楽曲は「P!NGPONG QUEST」「MAD TIME LOVE」に引き続いて佐々木喫茶が作曲を担当。
 トレーラーはこちら

【コメント】
 佐々木喫茶さんのアゲアゲな曲調と、ピンキーちゃんの滲む陰が上手く混ざっていて、特に「あつまれ!PPHワールド」と「インキャ in da house」が好みです。ピンキーちゃんが全部俺で演奏した「P!NGPONG QUEST」も可愛かったです。(やよい)

 今までのオリジナル曲はどちらかというとテンポも速く、合いの手が入れやすいテンションが上がる楽曲が多かったのに対して、「乱数調整ゾンビ」などちょっと変わった雰囲気の曲があったりして面白かったです。歌詞もピンキーちゃんらしい変わったものが多くてマッチしてて良い。わちゃわちゃしてる「優勝」も楽しくて好きです。トレーラーも7時間耐久と楽しい!(えい)

9/9 ホロライブENがデビュー

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」より「ホロライブEnglish」が設立され、《伝説の世界からやって来たVTuber:hololive English -Myth-》というコンセプトのもと、「Ninomae Ina’nis(一 伊那尓栖【にのまえ いなにす】)」「Takanashi Kiara(小鳥遊 キアラ【たかなし きあら】)」「Watson Amelia(ワトソン・アメリア)」「Mori Calliope(森 美声【もり かりおぺ】)」「Gawr Gura(がうる・ぐら)」がデビューした。
 デビュー動画はこちら

【コメント】
 個人的にハマったのはCalliope Moriさん。「なんとなく聴いてみるか~」ぐらいの気分で開いた自己紹介ラップ動画のあまりのクオリティに吹き飛ばされました。死神らしく鋭いビジュアルとリリック、二言語を使いこなし滑らかに言葉を紡ぐテクニック、凄すぎる……。是非とも音楽方面で大成してほしいです。(うぇるあめ)

 Calliope Moriやばすぎ、失礼されました……。(えい)

9/9~ 「青色」シンガーらによるカバー企画「青色と混ざる」始動

【概要】
 をとは、エルセとさめのぽき、yosumi、somuniaの「青色」シンガーらが、毎週お互いの楽曲をカバーしあう企画「青色と混ざる」を始動した。
 9/9にはsomuniaによる「jelly girl」、9/16にはをとはによる「gloomy」、9/23にはエルセとさめのぽきによる「merrow」、9/30にはyosumiによる「ブルーアワー」のカバーがそれぞれ投稿された。

【コメント】
 カバー自体めちゃくちゃ良かったけど、それ以上にカバー元の原曲の素晴らしさを再認識させられる企画だと感じた。(よーこん)

 綺麗な企画だ……。アーティストとしてのVが増えて、VTuberの楽曲をVTuberがカバーするという繋がりが活発に生まれるようになったのは見ていて楽しいですね。個人的には可愛らしいラップパートが癖になるをとはちゃんのgloomyカバーが好きです。(うぇるあめ)

 エルぽきの「merrow」カバーのぽきさんの高音が良かった。10月に最後の動画が残っているので、楽しみに待ってます。(やよい)

9/11 HIMEHINA「Mr.VIRTUALIZER」公開

【概要】
 HIMEHINAのオリジナル曲「Mr.VIRTUALIZER」が公開された。MVにはにじさんじからえる、御伽原江良、郡道美玲、月ノ美兎、樋口楓、本間ひまわり、ホロライブから白上フブキ、ときのそら、夏色まつり、.LIVEから花京院ちえり、金剛いろは、電脳少女シロ、もこ田めめめ、更に名取さな、猫宮ひなた、ピンキーポップヘップバーン、富士葵、ミライアカリが参加し、総勢20名でのダンスも披露されている。
 動画はこちら。
youtu.be


【コメント】
 VTuberが集まったMV、良……。まりなすの「POLYFULL!」も大勢のVTuberが参加していることで話題になっていましたが、「Mr.VIRTUALIZER」もいろんな方面のオタクに見てもらいたい曲でした。ヒメヒナの新衣装も可愛くて、ちょっとアイちゃんの衣装っぽさも感じ、VTuber界をまるまる一つの曲にしたような印象を持ちました。
 また、ゲスト参加したVTuberさんの動きにも注目してみると、名取がちょっと遅れたりと個性を感じ、ついつい繰り返してみてしまいました。
 曲もサビの押韻は「ライライラビットテイル」を連想させる気持ち良いもので、やっぱりヒメヒナの音楽好きだなと感じました。(やよい)

 リズミカルで明るい曲調が醸し出す、いざWonderlandへ!というお祭り感がたまりません。そしてヒメヒナ楽曲らしいバーチャルの生をテーマにした歌詞、それぞれの個性が出ていて永遠にニヤニヤできるダンスムービーと、とにかく濃い作品……。最高です。未来をひしひしと感じつつ、何となく黎明期のオールスターファン動画のような懐かしさも覚えました。(うぇるあめ)

 VTuberが大集合してるMV、最高……。改めてVTuber界隈の絆というか、縁ってとっても大切だと認識しました。こういうのもっとやってくれ……。ダンスもそれぞれ個性的で、名取さなちゃんがキョロキョロしながら振り付け遅れたのが印象的でした。 みんなの踊りを見るために無限回遡ったりしちゃいますね。ヒメヒナの新衣装もカラフルで元気な二人にピッタリで良かったです。また、MVに過去の衣装を登場させたり、色々考察させる内容で相変わらずクオリティが高いのも流石田中工務店です。(えい)

9/12 柚原いづみ・風見くく3Dお披露目

【概要】
 今年2月にデビューしたあにまーれの風見くく、柚原いづみが3Dお披露目配信を行った。機材トラブルにより開始が遅れたものの、お披露目配信は多くのファンで賑わった。
 柚原いづみの配信はこちら
 風見くくの配信はこちら

【コメント】
 くくたその配信、ひたすらネタ満載で笑いました。宝塚女子高生と空耳テニミュが好き。(うぇるあめ)

 いづみさんがガンギマリの目でカバディしたりベイブレード回したりくくさんがめちゃ長いのに完璧なモノマネしたり楽しかったです。テニミュのモノマネは空耳の方の歌詞でさすがだな~と思いました。(えい)

9/12 健屋花那3Dお披露目

【概要】
 初配信から約一年を経て、健屋花那が3Dモデルのお披露目配信を行った。
 配信はこちら。
【3Dお披露目】健屋はどう動いても可愛いのだ。【#健屋3D/にじさんじ】 - YouTubeyoutu.be

【コメント】
 お披露目配信おなじみのスクショタイム、ゲストによるポーズリクエストから重厚なセットによるOP、メディックメディア監修のAEDの救命講習、ナースのフリー素材写真再現、にじさんじ海外勢や黒子ゲストとの絡み、そして煌びやかなセットによるクオリティの高いライブまで、1時間とは思えないほど充実したプログラムだった。ここまでのコンテンツを準備した労力もさることながら、これだけ詰め込んで休憩をろくにとらず一時間で走り抜けるタイムマネジメントの几帳面さと体力から意識の高さが窺える。ライバーが頑張っている姿を見て感動したい、という方には視聴を勧めたい。あとモデルがめちゃくちゃ可愛い。(千鳥ボブ)

9/13 星乃めあ1stワンマンライブ「Merry Star Tours!!」開催

【概要】
 VSinger星乃めあの1stワンマンライブ「Merry Star Tours!!」がSPWNにて配信された。本イベントは5月にリアルイベントとして開催予定だったが、昨今の情勢を踏まえ開催を延期し、オンラインでの開催となったもの。普段から交流のある朝ノ瑠璃、MZMのコーサカがゲストとして参加した。

【コメント】
 ゲストでコーサカが参加するという告知を見たときから「call me now」を楽しみに待っていたので、ようやく回収できて満足。(やよい)

9/17 「ホロライブ×maimai でらっくす Splash」コラボ開始

【概要】
 「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」のときのそらとさくらみこによる楽曲「マイオドレ!舞舞タイム」がアーケード音楽ゲーム「maimai でらっくす Splash」に追加される。作詞作曲、動画をキノシタが手がける。
 動画はこちら

【コメント】
 そらみこ~~!!
 そらちゃんの「Dream☆Story」もみこちゃんの「マイネームイズエリート☆」もキノシタさんの楽曲で、お互いの自己紹介的ソングを作った方がこうしてコラボ楽曲も作ってくださるのはすっごいうれしいです。maimaiしてるオタクさんは是非プレイしてみてください……!(えい)

9/19 グウェル・オス・ガール、魔界ノりりむが積分耐久配信

【概要】
 グウェル・オス・ガールが「魔界ノりりむが積分の問題を解けるまでおわれません」として、耐久配信を実施。分数から始まり、定積分までを約8時間に渡って指導し、最終的には魔界ノりりむの独力で二次関数の定積分を解ききった。
 配信はこちら

【コメント】
 自分にとって突拍子もなさそうな目標であろうと、階段を着実に昇っていけば辿り着けるということを示した配信。教える側が生徒を信頼すること、そして生徒側が粘り強く疑問を解消していくこと、この両方がなければ成立しない企画だったと思います。自分も算数や数学を子供に教えることがある身なので、共感する場面もあれば、自分のあり方について考えさせられる場面もありました。
 後に配信でりりむちゃんが語った「解けることが楽しい、知ることが楽しい」という言葉にこの企画の何よりもの価値が詰まっていると感じます。(うぇるあめ)

 最後の最後で通分を教えていて、通分を理解せずに定積分を解いていたのが面白かった。これからもVTuber教育シリーズが続いてほしい。(やよい)

9/19 「白爪草」公開

【概要】
 電脳少女シロ主演のワンシチュエーションサスペンス映画「白爪草」が、9月19日から2週間にわたって上映された。制作・配給はホリプロが行った。
 公式サイトはこちら

【コメント】
 蒼と紅の会話で、だんだん何が起きたのか明らかになっていくのが観ていてハラハラした。3か月後のシーンでハピエンかと思いきやどんでん返しが起きて驚いたが、後から思い返してみるとあれのお陰で会話中のミスリードに整合性ができているので、脚本の出来に関心した。あと、シロちゃんの泣きの演技が良かった。アイドル部の子達の演技もほとんど違和感が無かった。総合的に見て、バーチャルYouTuberによる映画としてかなり面白かった。(よーこん)

 畳み掛けるような展開と演出に、ただただ息を呑む一時間強。全てが疑わしく思えるほどの二転三転を経て徐々に真実が明かされていく過程は緊張感がありました。そして最後に謎が全部解けたときの感情たるや……。
 ストーリーはもちろん、VTuberの扱い方を見るのもまた楽しかったです。使える場所が限られる、細かい動作が苦手といったCG特有の制約にうまく対処する一方で、身体が複製可能であるという性質を使い双子の物語を作るなどメリットを活かした部分もあり、全体的にとても考えられている作品だと感じました。
 とても面白い映画だったので、是非映像化してもっと色々な人が観られるようになると嬉しいなぁと思います。(うぇるあめ)

 蒼と紅の掛け合いから生まれるミステリーがだんだん紐溶けていくのが面白かったです。あまりミステリー作品を見ないこともあってか、最後の展開が全く読めなくて映画館で驚きの連発でした。シロちゃんの演技もとてもうまくて流石です。
 VTuberによるドラマや映画といえば「四月一日さん」シリーズがありますが、今回のようにVTuberのみが出演する作品が増えるとVTuberのファンがドラマや映画に興味をもったり、逆もまたしかりで見る人が増えればよいな~と思いました。(えい)
 
 花屋の中での会話、そして置かれている物だけで、蒼と紅、そして桔梗先生の怖さがだんだんと見えてくる作品です。冒頭のシーンのカメラワークなど、バーチャルだからこそできる表現に期待が持てます。パンフ買いたかった。(TKG)

9/19~22 Life Like a Live!(えるすりー)開催

【概要】
 バーチャルアイドルオンラインライブフェス「Life Like a Live!(えるすりー)」が9月19日~22日の4日間に渡って行われた。まりなす(仮)、GEMS COMPANY、えのぐ、Palette Project、リブドル!、アイドル部(花京院ちえり、もこ田めめめ、八重沢なとり)、あにまーれ(因幡はねる、宗谷いちか、日ノ隈らん)、AZKi、VALIS、温泉むすめ(秋保那菜子、草津結衣奈、箱根彩耶)、天使リリエル、月宮雫、ドーラ、日本烈島、HACHI、ブイアパ(杏戸ゆげ、季咲あんこ)、Microphone Soul Spinners、結目ユイ&水瀬しあ、ユイF-022、RabbyTwins、が出演し、えるすりーシャッフルユニットとして#BESPHERE(奏天まひろ、鈴木あんず、七海ロナ、水科葵)、一期感電♡けーき(暁月クララ、音葉なほ、夏目ハル、長谷みこと)、りんごひめ(江波キョウカ、白藤環、燈舞りん、奈日抽ねね)、麒麟さん連合(一文字マヤ、神菜コハネ、鈴鳴すばる、日向奈央)が結成された。また、SPWNでは「Vアイドルガチ運動会!!!」やニコニコ動画では前夜祭、バックステージ&企画ステージが行われ、大いに盛り上がった。
 公式サイトはこちら

【コメント】
 ありがとう、AVALON……。最高のライブフェスでした。
 DAY1ではシャッフルユニット名が発表されて、カオスチームがやっぱりカオスな名前になってて笑ってました。でもいちごしょーとけーきってかわいくて好き。
 DAY2では遂に公演がスタートしてワクワク。開幕の26人が同じステージで同じダンスを踊っているのは流石にびっくり。壮観でした。「まりなす」がもう新衣装ぶっこんでくるわ新曲だしてくるわで声出ました。オタクはすぐ声出す。個人的に楽しみにしていた「Altimate!!」が「Alt!!」の「たのしむ~ぶ」を歌ってくれたのでまた「やったぁ!!」て大声出しました。ありがとうございます。楽しかったです。また、「HACHI」さんの「光の向こうへ」が激エモで感動しました……。シャッフルユニットのトップバッター「#BESPHERE」の「Blue Hearts」は正統派激熱アニソンの雰囲気で最高。「きーずーなー!!」ってところがめちゃ好き。夜公演の「VALIS」の曲の強さとパフォーマンスに度肝抜かれました。かっけぇ……。シャッフルユニット「一期感電♡けーき」の「カオス DE フルコース」はやっぱりカオスでした。
 DAY3では「パレプロ」9人での初パフォーマンスが見れて嬉しかったです。また、歌われたカバー曲が「ハレ晴レユカイ」、「キューティーハニー」、「蠟人形の館」、「ハッピーシンセサイザ」と、インターネット老人会に優しい「敬老の日」といわれていてめちゃ笑いました。シャッフルユニット「りんごひめ」は非常にかわいい楽曲でかわいい~ってずっと思ってました。「麒麟さん連合」はそれに対してかっこいい楽曲でかっこいい~ってずっと思ってました。
 DAY4はやっぱり「LiLYPSE」がシークレットで衝撃の登場をしたことが印象に残ってます。なんだこのユニット……今後が楽しみ。「まりなす」の「WONDERLAND2」もやっぱりテンションが上がりましたね……もっとやってくれ……。ラストの「Life Like a Live!」のバラードアレンジVerも最高でした、泣かせに来てるじゃんなあ……。
 5公演もあると無限感想が書けてしまいます、最高でした!えるすりー2も待ってます!(えい)

9/20 Kotone(天神子兎音)がオリジナル曲「Black Joke」MV公開

【概要】
 Kotone(天神子兎音)がオリジナル曲第5弾「Black Joke」を公開した。作詞・作曲・編曲は「かごめ」「Erase」に続き「出口遼」が手がける。 
 動画はこちら

【コメント】
 めっちゃリピートしてます。ジャジーな跳ねリズムに自然と身体が乗ってきますし、メロディーも子兎音様の声に馴染んでいて気持ち良い。こういう怪しさ満点のキャラクター、良いですよね!Kotone楽曲はどれも格好良すぎる。(うぇるあめ)

 「なんちって まあ 知らんけど」が好きすぎる。「かごめ」「Erase」とともに激かっこいい曲だらけなので生歌で歌ってる姿を見てみたいです。(えい)

9/20 道明寺ここあオリジナル曲「Fall in Sunset」公開

【概要】
 RIOT MUSIC所属の道明寺ここあ初のオリジナル曲「Fall in Sunset」が公開された。作詞・作曲はボーカロイドPとしても有名なみきとP。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 ここあちゃんと言えばロングヘアのイメージだったので、それがバッサリとショートカットになり驚きましたが、可愛かったです。
 ここあちゃんの芯の通った力強い歌声は、ギャップと相まって魅力的ですが、みきとPのシティポップサウンドとは特に上手く合っていて、聞いていて落ち着く曲だと感じました。
 MVは2番までがブラウン管を思い出させるレトロな映像で構成され、ラスサビからが滑らかな3Dや実写風景に変化するという対照的な作りになっており、イントロの髪型の変化と合わせて、全編を通して「変わること」をイメージさせるものになっています。(やよい)

9/24 COTD展コラボ楽曲公開

【概要】
 8/15~9/9に3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO × PARCOにて開催された『CONNECTED OVER THE DIMENSION』展で公開されたコラボ楽曲のMVがYouTubeに投稿された。楽曲は、KMNZ × ORESAMAの「ファジータウン」、KMNZ × 春猿火の「3D」、somunia × ヰ世界情緒の「透明な呼吸」の全三曲。

【コメント】
 このMV公開はありがたかった!KMNZ×春猿火のコラボレーションがとにかくクールで痺れました。『VR』のサンプリングとか、3人のパートが複雑に切り替わるところとか、好きなポイントが沢山。(うぇるあめ)

 somunia×ヰ世界情緒、圧倒的な萌えで無事に消滅した。
 fictyと神椿のコラボレーションは、発表当時から楽しみだったが期待以上のものが出てきて最高だった。残念ながらCOTD展の現地には行くことができなかったが、インターネット上でもコラボの様子を聞くことができて良かった。(やよい)

9/26 因幡はねる100人凸待ち実施

【概要】
 有閑喫茶あにまーれの因幡はねるがリスナー100人からの凸待ち配信を実施。凸者だけでなく多くのリスナーが集まり、様々な企画を楽しんだ。
 配信はこちら

【コメント】
 個性的な組員、改めリスナーたちもそうですが、裏で神楽めあちゃんが来ていたり、新人が加入することが発表されたりとサプライズ満載で、長時間でも飽きない配信でした。リスナー凸待ちははねるちゃんの十八番ですが、一人一人をしっかり監視しているからこそできる企画だなと改めて感じました。(やよい)

9/26 SorAZ Special Live 刹那的クロニクル

【概要】
 「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTubeグループ「ホロライブ」所属のときのそらと同傘下の音楽レーベル「イノナカミュージック」所属のAZKiによるユニット「SorAZ」によるスペシャルライブ「刹那的クロニクル」がSPWNにて行われた。

【コメント】
 えっかわいすぎるしかっこよすぎる……。開幕「刹那ティックコード」でテンション爆上がりでした。実況タグが「#劇場版SorAZ」だったこともあり、VJによる演出が映画のオープニング風だったり、相変わらずMVレベルの映像がリアルタイムで生み出されていてすげぇ~ってなってました。ありがとうございます。お互いの曲を一緒に歌ったりするのもユニットライブっぽくて良かったです。そらちゃんが「猫ならばいける」歌っててにゃーにゃーいっててありがとうございます。かわいい。
 AZKiちゃんのパートでは前半は盛り上がり、後半はエモさ全開の対照的なセトリで開拓者が無事全滅しました。機材トラブルで一度止まってしまったこともあり、コメントでの「おかえり」に対して「いのち」のサビ前で「ただいま」と囁いていたのがエモかった。そらちゃんのパートはかわいさアイドルらしさ全開でかわいかった……。個人的に「冴えない自分にラブソングを」や「IMAGE source」が久々の生歌で非常に嬉しかったです。ありがとうそらちゃん……。そらともも全滅です。
 終盤のSorAZ二人での「紅藍クロニクル」は魂のぶつかり合いといった様子で激熱でした。こういう曲でこういう演出が見たかったぜ……ありがとう……。「聞こえている?」「聞こえているよ」という歌詞がそらちゃんの初配信みがあってエモい。全部エモい。ありがとうAZKi先生。
 これからのSorAZの活躍に期待してます!(えい)

9/27 第3回音Line_DistANCE

【概要】
 オンラインダンスミュージックイベント「音Line_DistANCE」の第3回がTwitchにて行われた。DJとしてネス from RAB, DJ’TEKINA/SOMETHING, D.watt, 保坂☆ feat. 獅子神レオナ&花挟キョウ, REDALICE, yuzen&天輝おこめ, DAICHI feat. GEMS COMPANY, パルム、LIVEとしてMicrophone Soul Spinners, アザミ、VJとしてclocknote., KOMAPPY, よしが参加した。

【コメント】
 パルムさん……律可くんのRe:Hello world流してくれてありがとう……。ネスさんは相変わらずタットしててDJがVJしてたのがたすかった。(えい)

9/30 VTuber Fall Guys Party開催

【概要】
 YouTube公式プログラム「YouTube Gaming Week」の1企画として、甲賀流忍者ぽんぽこ&ピーナッツくんが司会を務めるコラボイベント「VTuber Fall Guys Party」が開催。総勢24名のVTuberがそれぞれ4人チームに分かれ、ポイント制で優勝を争った。

【コメント】
 公式でこういうプログラムをやってくれるの、ありがたい!合同練習、お互いに声を掛け合う戦略的連携といったチーム戦ならではのメンバーの繋がりが見られて楽しかったです。下馬評だとアッキーナが強そうかな?と思っていましたがひまちゃんがめちゃめちゃ本番に強くてびっくり。そしてバーチャル狼人会の絡みはいいものだった……。(うぇるあめ)

 VTuber Fall Guys PartyではEチームを応援していましたが、練習配信では成果が振るわ無かったのにもかかわらず、本番ではうい先生がこれまでの練習の成果を発揮し、リーダーのさなちゃんは初のクラウンを獲得するなど、下馬評を覆す大健闘でした。優勝は逃したものの、楽しそうな雰囲気はしっかり伝わってきました。また後日他の視点でも見てみたいです。(やよい)

9/30 ミライアカリが新衣装を披露

【概要】
 ミライアカリがカウントダウン生放送後にオリジナル曲「Fly to NEWWORLD」を公開。MV内で新しい3Dモデルを披露した。
 同時に公開された新公式サイトではレーベル「GOOM STUDIO」への所属や、オンラインライブ「Mi:LIVE 2020 AKARI → START」の開催が発表された。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 新衣装めっちゃ良かった。マジで。(よーこん)

 MV良すぎる!そして情報量が多い!華やかな新モデルと映像、デビュー動画の構図と被るサムネイル、何もかもがグッと来る動画です。初期勢がこういう風に進化し続けてくれるのは本当に嬉しいものがあります。
 そしてミクさんの親戚感が強まったなぁと思っていたら、ちょうどGOOM STUDIOに株式会社クリプトンが協力しているとのことでそこでも驚き。これからの活動が楽しみすぎます。(うぇるあめ)

 同日に公開された「Fly to NEWWORLD」が激ヤバ曲で、「ミライトミライ」を継承しながら、新しい何かに羽化したように感じられて、四天王の成長にエモが溢れた。(やよい)

 衣装もお化粧も以前とだいぶ変わり、さらに大人の女性感がまして好きです。目元がキラキラでかわいい。羽をイメージした髪飾りが「Fly to NEWWORLD」とマッチしてて最高です。(えい)


おわりに
 いかがだったでしょうか。今月は「白爪草」や「えるすりー」など新しい試みが多く、新鮮に感じることが多かったように思います。
 当愛好会も引き続きVTuber界隈が盛り上がるよう努めてまいりますので、よろしくお願いします。