東大VTuber愛好会のブログ

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UTVT VTuber界の振り返り 2020年10月編

こんにちは、東大VTuber愛好会です!

今回は10月の振り返りとして、会員が印象に残った出来事をピックアップしていきます。

※感想に一部ネタバレ等が含まれる場合がございますので、ご了承ください。

10/2~4 TIFオンライン2020 バーチャルTIF

【概要】
 世界最大のオンラインアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVALオンライン 2020」がSPWNで行われた。ときのそらがメインMCを務めた「バーチャルTIF」ステージには多くのVTuberバーチャルアイドルが出演し、リアルアイドルとのコラボ企画も行われた。

【コメント】
 まず、歴史あるTIFにこうして多くのVTuberが出演できたことで、バーチャルの世界がますます広がっていることを感じます。すごい……。昨年にVRアイドルのえのぐがHOT STAGEに出演し、バーチャルアイドルがリアルアイドルが活躍する場への扉を開いてくれていたこと、オンライン開催であることなど色々繋がってこうして活躍できる場が出来上がるのはありがたいことです。
 Vのオタクなので当然バーチャルTIFステージを中心に見ていました。開始時間が遅れたり、音声が途切れ途切れだったりとトラブル続きでしたが、3日間MCをやりとげたそらちゃんの対応だったり、他の出演者や視聴者の暖かいコメントで楽しく見ることが出来ました。トラブル慣れてるVのファンあったけぇ……。オンラインだからこそ開始時間が遅れたりしたら別のステージを見に行ったりできて面白かったです。普段見ることない文化に触れるのもこういうフェス特有のもので、リアルアイドルさんも全力でパフォーマンスしていて、バーチャルもリアルもそこは当然ですが関係ないのがエモかったり。
 バーチャルTIFステージではオープニングからそらちゃんがRinoちゃんの頭を撫でててめっちゃびっくりしました。そらちゃんすげぇ……かわいいから撫でるって大物すぎるでしょ。それぞれ3日間、どの出演者のパフォーマンスも、バラエティーステージも内容はすべて良かったです。TIFということもあり、アイドル寄りの選曲にしている人が多くてみんなかわいかったです。MCのそらちゃんが裏でコールを入れたりしていて、そらともの僕にはめちゃありがたかったです、感謝……。個人的にはAZKiちゃんがBiSHの過去のTIFのステージをリスペクトして4連続自己アレルギーで存在証明してから、Fake.Fake.Fakeで矛盾したセトリをしていたの頭狂わされたのと、すいちゃんのパートのときに未練レコードのイントロが流れて頭がバグった(後半にそらちゃん本人登場してて更にバグった)のと、2年ぶりのそらあおのライオンが聴けて頭おかしくなったことが印象的でした。5人いてそらあお以外の3人が先に曲歌うそらあお確定演出、マジでずる過ぎるだろ、ソワソワしてた……。
 3日間もあると無限感想書いてしまいます……。来年はHOT STAGEとかにもバーチャルアイドルが混ざったりしていて、現地で盛り上げられたらうれしいな~なんて思います。来年も楽しみにしてます!(えい)
 

10/4 甲賀流忍者ぽんぽこ、ゆるキャラグランプリ2020優勝

【概要】
 甲賀流忍者ぽんぽこが、今年で最後の開催となる「ゆるキャラグランプリ2020」で企業・その他部門において見事優勝した。昨年のピーナッツくんの優勝と合わせて、ぽこピーでのゆるキャラグランプリ制覇となった。

【コメント】
 ぽんぽこちゃんの優勝は素直に嬉しいが、若干オーバーキル感が滲んだ気もする。今年で最後の開催とはなったが、これからもゆるキャラが地方を盛り上げてくれることを期待したい。(やよい)

 ペイレンジャーやうさっぴぃなどのライバルが今年も登場していたので、今回は強豪との再戦という感覚で見ていました。兄妹の優勝をきっかけに甲賀市とさらなる良い繋がりが生まれていってくれたら嬉しいです。(うぇるあめ)

10/7 月ノ美兎「それゆけ!学級委員長」投稿

【概要】
 にじさんじ所属の月ノ美兎のデビューシングル『それゆけ!学級委員長』からリード曲のミュージックビデオが公開。4:3のアニメーション映像に仕上がっている。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 素晴らしかった。ある種コンセプチュアルなMVは、ササキトモコの楽曲、リヨのジャケットイラストとキャラクターデザイン、そしてTAKU INOUEによるボーカルディレクション全てが月ノ美兎の美学の元に上質に機能した結果であるように思われ、アーティストとしての月ノ美兎の手腕に驚かされる。
 MVでは、所々鮮度の高いパロディもあるものの、全体としては80年代アニメのOPのような懐かしさを感じさせるもの(YouTubeの画質を落として視聴するのもおすすめ)となっている。その点で単に心地良い作品であるとは言えるが、ファーストシングルのMVでこれを敢行する辺りに、映像製作者としての経験もある月ノ美兎の作品哲学が表れていると思う。直接経験したわけではないものの、その時代の残り香を感じてきた世代。80~90年代の社会が反映された日本のアニメ、アートとカルチャーを愛した者による間接的な時代讃歌のようであり、サカナクション山口一郎と通じるリバイバル意識を持っているのではないか。新しいカルチャー市場のホープである委員長が、単なる懐古主義に終わらない広闊な引き出しを持っていることを、いちファンとして喜ばしいことだと感じます。(千鳥ボブ)

10/7 青色と混ざる「BLUE」カバー投稿

【概要】
 エルセとさめのぽき、somunia、yosumi、をとはたち「青色」のシンガーらによる楽曲の相互カバー企画「青色と混ざる」から「BLUE」が投稿された。全員による歌唱で、5週にわたって行われた企画のフィナーレを飾った。
 動画はこちら

【コメント】
 青色と混ざるなんだから、それは最後は「BLUE」だよな……。別件だけど「失礼しますが、RIP」のremixなんかも良かったので、こういう相互の企画が増えてほしい。(やよい)

10/10 あにまーれ新人初配信

【概要】
 有閑喫茶あにまーれの新人、瀬島るいと飛良ひかりが初配信を行った。どちらもあにまーれらしいインパクトのある初配信で、リスナーの印象に残るものとなった。
 瀬島るいのアーカイブこちら
 飛良ひかりのアーカイブこちら

【コメント】
 瀬島るいちゃんはめちゃくちゃ宗谷さんっぽくてびっくりした。初配信と歌ってみたのギャップがすごい。飛良ひかりちゃんは吐きそうになってて、自分を大切にしてほしいと感じた。ただ、見せられた個性は最初から「あにまーれ」そのもので、更に賑やかになって嬉しい。(やよい)

10/16 奏みみ変身&変身ソング「MiMi the Super Cat」披露

【概要】
 バーチャルシンガーの奏MiMiが猫の姿からかわいい女の子の姿に変身し、奏みみと名前を変えた。変身ソングは「MiMi the Super Cat」。作詞作曲は影山ヒロノブ、編曲を渡部チェルが担当。
 動画はこちら

【コメント】
 3か月前から変身するときいてずっとわくわくして待っていました。猫耳や猫ひげも残るかわいらしい顔に、大人っぽさもある衣装がセクシーでみみちゃんの雰囲気にピッタリでとてもいいです。変身ソングが影山ヒロノブさん作詞作曲、渡部チェルさん編曲で強すぎてめっちゃ笑いました、最強すぎ。(えい)

10/18 名取さな、「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」同時視聴

【概要】
 名取さながニコニコ生放送で「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」の同時視聴放送を実施した。以前から「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」の同時視聴をしたいと言っており、その要望が叶う形となった。

【コメント】
 OPテーマの「恋のメディスン」は名取さな初の3Dお披露目となった「バーチャルさんがいっぱい」でカバーされ、主役を演じていた桃井はるこが「PINK,ALL,PINK!」の作詞曲を担当しているなど、名取さなの活動にも縁が深いアニメーションだが、その他にも名取さな自身にも大きく影響を与えており、その片鱗を垣間見る良い機会だった。ただ2002年のアニメはもう見ることないと思う……。(やよい)

10/19 安土桃が新モデルをお披露目

【概要】
 にじさんじメンバーの安土桃が自らの2Dモデルを一新し、配信でお披露目を実施。新デザインは本人とイラストレーターのはあと氏が共同で行った。
 アーカイブこちら

【コメント】
 喋りはちゃんといつもの桃ちゃんのままでしたが、子供っぽい姿から一気にお姉さん感のある姿に変わりましたね……!絵柄も独特のポップさがあって非常に良いモデルだと感じます。あと「格ゲーにいそう」のコメントを見て確かに戦闘力高そうだな~~と思いました。出てるとこ見てみたい。(うぇるあめ)

10/19 星街すいせい、50万人記念ライブ「STARt IN THE SCREEEN!」

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属する星街すいせいがチャンネル登録者数50万人突破を記念して3rd YOUTUBE LIVE「STARt IN THE SCREEEN!」を行った。ゲストとして同「ホロライブ」より天音かなた、常闇トワ、夏色まつり、ときのそら、「イノナカミュージック」よりAZKiが登場した。
 アーカイブはこちら。
youtu.be

【コメント】
 「いのち」が流れた瞬間に最高のライブが確定した。AZKiと星街すいせいのノンストップ衣装は当時から組み合わせが好きだったので、ここで不意打ちされてよかった。(やよい)

 50万人突破おめでたい!1曲目を「RAISE AYOUR HANDS, NOW!」と終え、振り返り拳を突き上げた瞬間に「天球、彗星は夜を跨いで」が来ることが約束された感じがしていい繋ぎで最高だ~ってなりました、オタクは確定演出大好き。
 ホロライブのメンツとのコラボも多くてむちゃくちゃ助かりました。かなたんとトワ様とはパワフルな歌声、そらちゃんとAZKiちゃんとはエモめの優しさのある歌声を披露していて、ライブで色々な一面を見れるのは嬉しい。特に「いのち」が衝撃的で、まさか歌うとは思っていなかったのでイントロで頭がバグったんですけど、さらにAZKi先生も登場してさらに頭がバグりました。AZKi先生以外が歌う「いのち」、色々な意味が生まれて好きです。(えい)

10/20 律可1周年3Dライブ

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の男性VTuberグループ「ホロスターズ」に所属する律可が活動1周年を迎えた。同日には記念して生演奏3Dライブを行い、ピアノ奏者としてうぃんぐ、バイオリン奏者としてミナツキトーカをゲストに迎えた。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 活動1周年めでたい!歌うまイケメン(ぽんこつ)ホロロイドがこうして活躍していくのを見ると嬉しい限りです。ピアノのうぃんぐさん、バイオリンのミナツキトーカさんの演奏は暖かく心地がいい音色で、包まれるような歌声の律可くんにぴったりでした。生演奏ライブはやっぱりアドリブとかいつもの違った空気感が楽しくて好きですね、もっと増えて欲しいです。リクエストコーナーで即興で歌うとかもあって嬉しかったです。あとはやっぱり最後の「Re:Hello world」。1周年という節目で聞くと3Dお披露目のときとはまた違ったことを思うなどしました。最高のライブでした~!!!(えい)

10/21 ときのそら2ndアルバム「ON STAGE!」発売

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属するときのそらがビクターレコーズより2ndアルバム「ON STAGE!」を発売した。初回限定盤Bにはそらともから募集した「soraArtグランプリ」優勝者の絵柄をジャケットに採用した。
 特設サイトはこちら

【コメント】
 2ndアルバム発売おめでとうございます!!!!Dreaming!から約1年半、またそらちゃんのオリジナル曲が増えて本当にめでたいです。今回はタイトル通り、ライブでみんなと盛り上がれる曲が多くて、家で聴いているだけでもわくわくしてしまいます。たのしい曲、みんなで騒ぎたい~!当然全曲好きなのですけど、リア/リモシンパサイザーとブルーベリームーンが特に印象深くて特に好きです。リア/リモシンパサイザーはどこか懐かしい曲調に今っぽい歌詞が面白い発想でハピハピ!です。ブルーベリームーンにはラップがあって、ときのそらっぷ!?とびっくり。かっこいいそらちゃんだいぶ好きなので非常に嬉しかったです。
 アルバムを引き下げたライブも楽しみ!(えい)

10/21 朝ノ姉妹オリジナル曲「PLATFORM」MV公開

【概要】
 朝ノ姉妹初のオリジナル曲「PLATFORM」が公開された。作詞作曲編曲は「Suspended 4th」のkazuki washiyama、MVはosirasekita(USAGI Production)が手がける。
 動画はこちら。
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【コメント】
 歌うま姉妹のオリジナル曲、待ってました~!バリバリのロック、バンドサウンドが最高すぎる。サビでさらにグッと盛り上がるの、ライブでめちゃめちゃ聴きたいです。箱で生バンドで聴きてえ~!(えい)

10/21 さくらみこ復帰LIVE

【概要】
 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属するさくらみこが復帰ライブを行った。
 アーカイブこちら

【コメント】
 復帰おめでとうございます!またみこちゃんがホロライブの子と絡んでわちゃわちゃするのが見れるのが嬉しいです。大規模な企画をまた楽しみに待っています。(えい)

10/23 葉加瀬冬雪3Dお披露目

【概要】
 にじさんじ所属の葉加瀬冬雪が、京まふイベントで先行公開していた3DモデルをYouTube上で初解禁。配信では同期「SMC組」から夜見れなと加賀美ハヤトも出演。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 夏以降にじさんじライバーの3Dお披露目が続々と行われていますが、とうとう2019年下半期デビュー組もガンガン3Dの身体を手に入れている感があり、時間経過の速さを思い知らされます。
 以前お披露目配信では3Dとして登場するのは当人だけで、他のライバーが出演する際は立ち絵や黒子を用いていました。しかし最近はゲストのライバーも3Dで登場することが増えつつあり、お披露目配信のスタイルが多様化していると感じます。
 感染症流行に伴う外出の制約もほとんどなくなり、スタジオでの3Dモデルを用いた配信も9月以降格段に増えているにじさんじですが、はかちぇが3Dの身体をもってしてどんな活動をしていくのか、期待ですね。(にわとり)

10/23 Rain Dropsオントロジー」MV公開

【概要】
 にじさんじに所属する6名のライバーで構成される音楽ユニット「Rain Drops」が11/25に発売する2ndミニアルバム「オントロジー」から表題曲のMVが解禁された。
 動画はこちら

【コメント】
 待ってました! 1stミニアルバム「シナスタジア」の時点ですっかりRain Dropsに驚いたファンは多かったと思いますが、今回もオタク(特に20代前半)の心を鷲掴みにするクリエイター陣とヤバヤバ楽曲が揃っています。
 今回公開された「オントロジー」の完成度も凄まじく、夏への郷愁と雨の音とが奏でる青臭いメロディに思わず涙が出そうになりました。でもやっぱり、好きなコンポーザーの曲を好きなアーティストが歌ってくれて嬉しい...そんな月並みな感想に落ち着きそうです。ミニアルバムが楽しみですね。(にわとり)

10/24 コンピレーションアルバム「IMAGINATION vol.3」リリース

【概要】
 VTuberによるカバーアルバム「IMAGINATION vol.3」がリリースされた。参加VTuberは犬山たぬき、愛宮みるく、周防パトラ、鈴鹿詩子、鈴原るる、宗谷いちか、角巻わため、夏色まつりの8名。

【コメント】
 詩子お姉さんの「気分上々↑↑」が面白かった。ビョッブボッビュ病院で!?のイメージが張り付いている。(やよい)

 歌と歌声が完全にマッチしてて、RK musicさん本当にありがとうございます。るるちゃんのそばかすがすっげ~~~好き。(えい)

 毎度素晴らしいアルバムシリーズ。るるちゃん&パトラちゃんの「もってけ!セーラーふく」は2人ともハマり役すぎて聴けば聴くほどクセになります。そして宗谷さんの歌声が毎度上手すぎてのけぞる。(うぇるあめ)

10/26 第2回ガッチそらコラボ

【概要】
 ホロライブプロダクション傘下の女性VTuberグループ「ホロライブ」所属のときのそらと、ガッチマンVによる2回目のコラボ配信が行われた。前半はときのそらのチャンネルにて「1-2-Switch」、後半はガッチマンVのチャンネルにてVRホラーゲーム「Phasmophobia」をプレイした。
 前半のアーカイブこちら。後半はこちら

【コメント】
 前回のコラボもすごく楽しかったので今回もわくわくして待っていました。前半のパートではガッチマンVとしては初めて3Dで動いている様子を披露したということで、ガッチさんのファンの方が喜んでいたのが印象的でした。やっぱり動きが見えるのは嬉しい。ポーズを真似るゲームではお互いの好きなポーズを相手に取らせていて、ガッチさんがそらちゃんのアイドルポーズを真似たり、そらちゃんがガッチさんの面白いポーズを真似たりと、面白かったです。
 後半のホラゲでは、ガッチさんがそらちゃんに悲鳴を上げさせたいと選んだVRホラゲのようで、そらちゃんが悲鳴!?と思って見てたんですけど、本当に悲鳴を上げててびっくりしました。ホラゲで驚くよりもそらちゃんが悲鳴を上げる方が珍しいので驚きましたね。あとかわいい悲鳴きけて本当によかった、ガッチさんありがとう…………。
 前回は「ガッチマンさん」「そらさん」と呼んでいたのに対して今回は「ガッチさん」「そらちゃん」と、より親しげになっていたのもとてもうれしかったです。どんどんガッチさんがV界隈に馴染んでいるのもわかりますね、今後も盛り上げてください~!(えい)

10/28 キズナアイ・ミライアカリのコラボ動画投稿

【概要】
 キズナアイとミライアカリがそれぞれのチャンネルでコラボ動画を投稿。ツイートの縦読みでお互いの名前を匂わせていたが、動画では二年半越しの初コラボとなった。
 動画はこちら。
youtu.be
youtu.be

【コメント】
 元祖VTuberというか、心地が良かった。俺をこの時代に帰してくれ。(やよい)

 このコラボを待っていました……。二人とも楽しそう、嬉しそうでこちらも満面の笑みでございました。(えい)

 泣く。「いまの自分で会ってよかったと思う」で泣く。普通の会話を聞いているだけで何かが満たされた気分になります。いわゆる四天王同士のコラボは大体の組み合わせが既に実現していたので、これで最後のピースが揃った感がありますね。(うぇるあめ)

10/28~31 出雲霞がにじさんじを卒業

【概要】
 にじさんじメンバーの出雲霞が10月末に活動を卒業。約2年半にわたる《IzumoKasumi》projectの活動に幕を閉じた。

【コメント】
 初めて見た時の彼女は、あまりパッとしない眠たそうな少女という印象でした。そのデビュー動画に既に秘密が隠されていたことを知るのは、2018年の秋のことだったと記憶しています。
 だいぶ長くなりますが、これまでのストーリーについて語らせてください。彼女は知っての通りにじさんじSEEDsの一期生としてデビューし、同期の鈴木勝・卯月コウとともに「おなえどし組(OD組)」の一員として活動していました。全員13歳で同い年だったことが名前の由来となった訳ですが、この3人の繋がりはそれだけではありません。活動を続けるにつれ、とある共通のバックストーリーが明らかになっていったのです。そこで中心的な存在だったのが、他ならぬ出雲霞です。
 事態の内容はかなり複雑でした。彼女の実体は現実世界にあり、現在昏睡状態であること。その兄が『2434system』を通してバーチャル界に彼女のコピーとなるAIを創り続けたこと。その5番目となるAIが実は我々の見ていた"出雲霞"だったこと。いつかその"出雲霞"も自分自身が人間でないと知るときが来ること……。リアルタイムで日々進んでいく物語はとにかく新鮮で刺激的でした。まして、それが生きた現場であるVTuberとあっては尚更です。我々は"双方向性"という名の共犯関係のもと、一つの世界にのめり込んでいったのです。
 共犯であるからには、ただ楽しむだけでは終わりません。去年の春に、我々リスナーは最初のAI(case:01)の末路を決める重大な役目を委ねられました。ほぼ同数で真っ二つに分かれた投票の末、告げられた結果は「BAD END」。あの時のファンの重苦しい空気は今でも心に残っています。関わった者として、もう後戻りは出来ないと悟った瞬間でした。

 最終的に彼女はこのバーチャル世界を去って現実世界の出雲霞を救い、長かったストーリーもそこで終わるはずでした。そこを自己のバックアップによって乗り切り、この時期に至るまで配信活動を継続させてきたのが今までの彼女です。ここまでの詳しい顛末はこの動画が分かりやすいと思います。
 しかし、無事活動を再開した彼女は、やがて複製である自分とオリジナルの出雲霞の同一性を巡って思い悩み始めます。今回引退を決意したのも、活動への執着を捨ててこのまま自らの時間を止めることを選んだから。別れは悲しいものですが、物語が物語として成り立つためには「終わり」は避けられなかった訳です。かくして《IzumoKasumi》projectはその幕を閉じました。

 正直僕は、VTuberファンと言ってもあまりライバーを見るタイプではありません。その中で夢中になって配信を追った数少ないライバーの一人が彼女でした。子供っぽくも大人っぽくもある可愛らしい人柄、そしてVTuberの可能性を存分に発揮した物語は非常に魅力的でした。今はただ、活動を見届けられて良かったなぁ、と思うばかりです。
 引退後も物語の読み手のためにアーカイブは残されていますし、「出雲霞だった人」のあとがきもあります。出雲霞というVTuberが居たことを、覚えていてくださると幸いです。
(うぇるあめ)

10/31 ADVENTUNE2、リリース

【概要】
 音楽VTuber10組による、「悪人」をテーマにしたコンピレーションアルバム「ADVENTUNE2」がリリースされた。「RPG」をテーマにした前作から引き続きとなった、あくまのゴート、ぼっちぼろまる、memex、YACA IN DA HOUSEに加え、アザミ、アシノ feat.高峰伊織、江戸レナ、佐久間ねむ×Batsu、はちたろう、BOOGEY VOXXらが参加する豪華なアルバム。
 クロスフェードこちら

【コメント】
 「麻薬王」を担当するぶぎぼの「Escobar Dance」と、「盗人」を担当したYACAの「Don’t Steal」、「マッドサイエンティスト」を担当したはちたろうの「バッドマッドラヴサイエンティスト」が特に印象に残った。悪人をテーマにしながらも、いろんな曲調が集まっていて、聞いていて飽きないアルバムだった。(やよい)

 全曲かっこよくてイケイケでまた最高のアルバムがでてめちゃめちゃ嬉しいです。単純にmemexのファンなので「欺いたままで」はめちゃすきで最高。ぼっちぼろまるの「ヤンキーズ・ハイ」はサビのギターがめちゃ好き。江戸レナの「TOKYOITE」は日本語と英語を掛け合わせたラップが超楽しい。「蝕甚」でしっかりとアルバムの最後を飾るのはさすがゴートさんだなぁと思いました。ただ、考えさせる曲が多くてテーマの「悪人」と同じようにいい意味で後味が悪くて楽しい……!(えい)


おわりに
 いかがだったでしょうか。今月もイベントや配信、面白い動画が多く、楽しく過ごせたと思います。
来月も変わらず当愛好会も活動を続けてまいりますので、よろしくお願いします。