東大VTuber愛好会のブログ

東京大学VTuber愛好会の公式ブログです。

UTVT VTuber界の振り返り 2021年9月編

こんにちは、東大VTuber愛好会です!

今回は9月の振り返りとして、会員が印象に残った出来事をピックアップしていきます。

※感想に一部ネタバレ等が含まれる場合がございますので、ご了承ください。

9/2 葛葉チャンネル登録者数100万人突破

【概要】
 葛葉がチャンネル登録者数100万人を突破した。所属するにじさんじとしては初のチャンネル登録者数100万人突破となる。

【コメント】
 ヒカキンとのコラボは記憶に新しく動画内でも登録者数への言及はあったが、葛葉の登録者数100万人突破とヒカキンの登録者数1000万人突破の時期がほとんど同じで運命的なモノを感じた。(やよい)

9/2 VirtuaREAL BEST.01リリース記念DJ&LIVEイベント

【概要】
 USAGI Productionが主宰するVTuberオリジナル楽曲シリーズのベストアルバム「VirtuaREAL BEST.01」のリリースを記念して、DJ&LIVEイベントがYouTubeにて配信された。これまでのアルバムに参加したVTuberによる歌唱やDJプレイなどが行われた。また第5弾となる「VirtuaREAL.04」や新企画などが発表された。
 アーカイブこちら

【コメント】

 キミノミヤと大蔦エルのクロスエメラルドカバーで泣いちゃった。ますかれーどのI’m Homeはマジで良い曲なので、聞いたことがない人にはぜひ聞いて欲しい。somuniaとYACAのパフォーマンスではやっぱりtwinkle nightが好きだなあと感じた。somuniaパートが増えたのも嬉しい、好きなので。ここだけMVと同じくドットになるのも良かった。AZKの後にAZKiを配置するの笑う、あいがたりない。(やよい)

 アーカイブを残していただいてありがとうございます……おかげで見ることが出来ました。これまで参加したアーティストが沢山登場し、今までを振り替えることが出来たのが良かったし、色々なVTuberを知る機会になるのがこういうのってやっぱりええよね……。I’m home、めちゃめちゃいい曲……。直前のますかれーどとTAMUさんとのやり取り、やかましいわ~みずしー困ってるし~やかましいわ~~~~となっていた……。(えい)

9/4 文野環30万人耐久配信

【概要】
 にじさんじ二期生の文野環(以下野良猫)がチャンネル登録者数が30万人いくまで耐久配信を実施した。配信を始めた段階では約29万人と、通常の耐久企画に比べて厳しいスタートではあったが、8時間に渡る配信の後見事30万人を達成した。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 この配信の目玉は、なんといってもにじさんじ黎明期の雰囲気が味わえることです。野良猫の関連人物といえば無印がメインで、この配信でも多くの一期生・二期生の面々が駆けつけてくれました。私自身2019冬頃から見始めた無印推しなので、擬似的にですが当時を追体験したような気持ちになれてよかったです。改めてギル様の面白さを痛感したのも、リラックスしたライバー同士のゆるい会話、剣たまの掛け合い、ギル様の物真似ヴァンパイア歌唱、空気読みVtLなど色々盛りだくさんで楽しかったです。
 また、野良猫の寝落ちはあまりにも有名なエピソードですが、本配信でも実はかなりの時間を留守で過ごしています。目が覚めたら耐久は終わっており、9人の仲間たちに囲まれてエンディングを迎えるなんて、まさしく主人公ですよね。素敵な同僚に恵まれた野良猫が、これからもにじさんじの多様性の柱として面白いことし続けてくれたら嬉しいなと改めて思いました。1ファンとして、このような場を用意してくれたこと、そして伝説に立ち会えたことが嬉しかったです。今後予定されている初の二期生コラボ、王様ゲーム・鍋パも無事開催されるといいですね…!(サイハラ)

9/4 紡ネン、新江ノ島水族館に展示

【概要】
 Pictoriaの運営する紡ネンが新江ノ島水族館に展示された。同展示はクラウドファンディングの一環として行われ、粘菌の展示も同時に行われた。また、同じくPictoriaの展開するMOKUROKUのポストカードなども配布された。

【コメント】
 紡ネンは名前を聞くけど実際何をしているのかよく分からないVTuber筆頭なので、この機会にと江ノ島まで足を伸ばした。見ていると紡ネンが何かしら呟いていて、なるほどという感じ。粘菌と紡ネンの連動みたいなものを想定していたのだが、その繋がりに関してはよく分からなかった。紡ネンとは全然関係ない話で、久しぶりに水族館に行ってイルカショーなどを楽しんだのだが、マイクロプラスチックの展示を見かけてめちゃくちゃ攻めてるなと思った。(やよい)

9/5 奏手イヅル「連なるモノローグ」MV公開

【概要】
 奏手イヅルがオリジナル曲「連なるモノローグ」のMVを公開した。この楽曲は以前boothにて販売された活動二周年記念ミニアルバム「IZR-EP1 Prot」に収録されている所謂デモ音源をナノウが編曲したものとなっている。作詞作曲は奏手イヅル。
 動画はこちら

【コメント】
 イヅルくんのオリ曲だ……待ってた~~~~!!!!!!!7分もあってびっくりしましたが、聴いているとあっという間でした。彼の人間性とか音楽性がそのまま歌詞に出ていて、直接届けてくれてありがとう……。これは意図しているかどうか全く分からなく、多分意図していないと思いますが、歌詞に「時の空」が含まれていて、イヅルくんのはじまりの曲中にホロライブプロダクションの始まりが存在しているの、良すぎて一人のそらともは大変喜びました。(えい)

9/5 AZKi「フェリシア」アニメーションMV

【概要】
 AZKiがオリジナル曲「フェリシア」のアニメーションMVを公開した。同MVはアニメMV企画アニAZの第2弾にあたる。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 アニAZの第1弾はリアルメランコリーで、今回はフェリシアだったのだが、日頃から叫んでいるように僕がAZKiで特に好きな2曲なので流石に私信かと思ってしまった。MV内ではリアルメランコリーと同じく3rd衣装のAZKiが登場するのだが、2曲とも可愛らしい曲なのでイメージにぴったりで良かった。いずれも2nd・3rdとかなり初期の曲なのだが、こういう風に再びスポットライトが当たるのは嬉しい。(やよい)

9/5 夕月ティア 感情を歌うプロジェクト #6投稿

【概要】
 Vsingerの夕月ティアが-感情- をテーマに6週連続カバー作品を投稿するプロジェクトの最後のカバー動画「好きなことをやって生きていけたらいいのに」を投稿した。
 再生リストはこちら

【コメント】
 超感情的に歌うティアちゃんの歌ってみた投稿プロジェクトも遂にラスト。「輪廻転生」から始まり、「好きなことをやって生きていけたらいいのに」で終わるの、なんかこう、再出発して頑張る意思に感動しまくってしまった。怒りも悲しみも優しさもどの表現も上手いのでみんな聴いて欲しい。(えい)

9/6 葉月まにゅ10000人耐久配信

【概要】
 Melpoプロダクションの葉月まにゅがチャンネル登録10000人耐久配信を開始した。「耐久配信で健康的に立派な大樹になる」をモットーに配信し、終了条件はチャンネル登録者数10000人か12月31日を過ぎるかの2つ。
 配信はこちら

【コメント】
 癒し系お姉さんだ~推していこう~!と思っていたら耐久配信を始めてしまってびっくりしちゃった。同じ箱の彩華きららちゃんも耐久してたしそういう箱ってこと?やべ~~~~。みんな登録してあげてください!!(えい)

9/7 ときのそら4周年

【概要】
 ときのそらが4周年記念配信を行った。ゲストに星街すいせい、角巻わため、AZKiを呼び、YouTube上にてライブを行うという内容。
 アーカイブはこちら。
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【コメント】
 4周年おめでとうございます。バーチャルJK、高校2年生だったあのときのそらちゃんがもう活動4周年、月日の流れは早いものです。同じことを4年も続けられるのって素晴らしいことで、勿論そらちゃん自身のモチベーションが続いていることも凄いし、そらとものみんながみんなでそらちゃんを応援し、支えられていることを実感します。続けてくれてありがとう。
 今回の4周年記念ライブはゲストに同じホロライブやイノナカで歌を中心に頑張ってる子を呼んで、そらちゃんがただただ一緒に歌いたい!って曲を一緒に歌う、そらともにとってはそらちゃんが幸せそうで笑顔でかわいいし、ゲストの子を応援している人にとってもあのそらちゃんと一緒に歌を!みたいな、GOOD展開。みんな歌が上手くて感動しました……。みんなで歌ったDream☆Storyはそらちゃんのめちゃめちゃ楽しいオリ曲なのですが、豊洲PITでのノンストップ・ストーリーでも0期生で歌ったもので、ロボ子さんの「あっ」の幻聴が聴こえたり、懐かしいなぁと思いつつみんなときのそらになっていて面白かったです。
 これからの活動も、引き続き応援していきます。止まるんじゃねぇぞ……。(えい)

9/9 ホロスタ学力チェック

【概要】
 夕刻ロベルが主催となってホロスターズ学力テストを行った。参加者は花咲みやび、アルランディス、荒咬オウガの3名。
 アーカイブこちら

【コメント】
 箱としては恒例にもなっていそうな学力チェック企画、実はホロスタでは初めての様な気がします。クイズ企画のようなものはやってはいますが、お勉学に関する問題は今まで無かったので今回は楽しみにしてました。みやびくんは思った通りあんまり出来てなくてイメージ通り。オウガマンは思ったより出来ていなくて、曰く魔界で習ってないらしいので、魔界の印象がちょっと悪い方向に……。アルさんは予想通り結構できていて、他の子が間違えた問題も軽々正解していたのですが、地理とかが全くの苦手で、苦手な単元って大人になっても改善されないんだなぁと将来が怖くなりました。(えい)

9/15~ UMISEA

【概要】
 海を共通イメージとしたホロライブプロダクション内ユニットUMISEAが結成された。メンバーはホロライブから湊あくあと宝鐘マリンが、ホロライブENからがうる・ぐらと一伊那尓栖が参加している。オリジナル曲「侵食!!地球全域全おーしゃん」のリリースやボイスコミックなどが展開されている。

【コメント】
 マンガシリーズではJPとENがそれぞれ日本語・英語を用いながらも相互に会話しており国境の壁を超えているような感覚になって良かった、だからこそSSSも日英歌詞で歌ってほしかった感はあるが。オリジナル曲も歌詞にうまく英語と日本語パートが混ざっていて良かった。シンプルに聞いていて楽しい。(やよい)

9/16 キミノミヤ「Tip Top * Tips」

【概要】
 キミノミヤがオリジナル曲「Tip Top * Tips」のMVを公開した。作詞・作曲はレンチによる。同曲はキミノミヤ引退前の最後のオリジナル曲となる。
 動画はこちら。
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【コメント】
 歌詞にはじまりは君の音やLove Big Bangを想起させるパートがあって泣いた。英語のパートやラップパートが織り込まれていて、様々な魅力を見せてもらえた。MVではラップ前の蹴りの振りが印象的だった。引退は悲しい。(やよい)

 えるすりーで聴いて本当に感動した。振り付けもいいし、英語ラップもめちゃめちゃかっこいいし、全部いい。引退は本当に悲しいなぁ……。(えい)

9/17 宝鐘マリン・心音淡雪コラボ動画

【概要】
 宝鐘マリンが心音淡雪とのコラボ動画を投稿した。心音淡雪はライトノベルVTuberなんだが配信きり忘れたら伝説になってた」に登場するVTuberであり、PRの一環でコラボが実施された。
 動画はこちら

【コメント】
 伝説になってたとあるのでVTuberファンはほとんど全員知っているような存在なのだろうかと思っていたら、宝鐘マリンは配信事故のことを全然知らないような様子だったので驚いた。同業者のバズが目に入らないほど他のVTuberを見ていないのか、あるいはバズがいうほど大きくなかったのか……。この近くで、卯月コウがライブ王を擦って誰も覚えていなかったことや、天音かなたが1日のスケジュールを公開する配信で休みの時間はホロメンの配信を見ていると言っていたことなどもあってどっちもあり得るなあなどと考えていた。まあ実際はPRのためなのだろうが……。(やよい)

9/18-20 Life Like a Live 2

【概要】
 バーチャルアイドルフェス「Life Like a Live 2」通称「えるすりー 2」が行われた。出演者は朝ノ姉妹、AVALON研究生、えのぐ、大蔦エル キミノミヤ、花京院ちえり、けものフレンズ Vぷろじぇくと、GEMS COMPANY、白雪みしろ、すたーべあ!、徳井V青空、VALIS、Palette Project、南條夢路、まりなす、もこ田めめめ、LiLYPSE、小純マアメ、くまりすねこねこ、叶秘蜜、響歌シノ、式部めぐり

【コメント】
 特別に感想記事をば書きました。遅くなりましたがいつか上がります……。やっぱりアイドルフェスや音楽フェスは色んな子が見れるし特にえるすりーはコラボ盛りだくさんで最高です。来年もあるといいなぁ~。(えい)

9/18 藍沢エマ初配信

【概要】
 ぶいすぽっ!所属の新人・藍沢エマが初配信を行った。配信内では定番のハッシュタグ・ファンネーム決め、マシュマロ返答などが行われた。
 アーカイブはこちら。
youtu.be

【コメント】
 ぶいすぽはここ最近グッと伸びている印象で、その新人ということで界隈の期待度も高かったと思うのだが、その期待を超えてくるような可愛さでやられてしまった。初配信ながらYouTubeの調子が悪く、配信が途切れ途切れになってしまうアクシデントもあったが、堂々としていて凄かった。(やよい)

9/19 Marpril 3rd Live「Electric Sheep Club」開催

【概要】
 Marprilが3rd Live「Electric Sheep Club」を恵比寿LIQUIDROOMにて昼夜二公演で開催した。また夜の部はZAIKOにて配信が行われた。

【コメント】
 Marprillの曲は体で聞くのが映えるものが多いので現地参加したのだが、期待通りで良かった。Girly Cupidが好きで、振りも印象的だったので現地で振りコピ出来たのは結構楽しかった。ブレーカーシティのピアノアレンジは映像とも合っていて良い。Love Meterは事前に振り付け講座が投稿されていたので会場でも全員踊ってて綺麗だった。Love Meter・Hacked Fruity Luvを旧衣装でやってくれたのは神、なぜなら旧衣装が好きなので。Twitterにも書いたが、Love Meter前のMCで立花鈴が谷田の成長するに身長2mになるでボケていたのだが、その直後に大画面で振り付け動画が流れてマジで2mのMarprilが爆誕していて面白かった。好きな曲であるところのdigitalizeは流れなくてしょんぼりしちゃった。(やよい)

9/21~ 埼玉バーチャル観光大使2次選考

【概要】
 埼玉県が開催する「埼玉バーチャル観光大使」オーディションで一般視聴者の投票による2次選考が開始した。1次選考の通過者は春日部つくし、花野彩晴、奏天まひろ、西園、エリーナ・ラフィールの5名で、2次選考では各々が制作した観光動画がちょこたび埼玉公式チャンネルに投稿されている。
 2次選考の動画再生リストアはこちら

【コメント】
 1次選考を通過しているだけあって、どの候補者の動画もクオリティが一定水準以上で、動画の内容自体は揃えられてたが、ピックアップする事項がそれぞれ違っていて面白かった。春日部つくしの動画と西園の動画は特に印象に残った。前者はストーリー仕立て、川下りが雨天中止になっていたのも一つのオチになっていた。また名前通りクレヨンしんちゃんにも触れながらも、春日部では放水路を紹介していたのも良かった、オタクはデカい構造物が好きがちなので。後者の西園の動画では、ネットを活用した観光と珍しい形態を取っていたが、検索窓を表示させているところなどがバーチャルっぽくて良かった。(やよい)

 どの動画も斬新でそれぞれの特技を活かしていて面白かった。特にまひろちゃんの動画は得意のユーロビートにのせてノリノリに踊りながら埼玉を紹介するもので、音楽のちからを取り入れているのが良い、人間は音楽に勝てない。春日部つくしちゃんは活動初期から埼玉県民VTuberとして活動していたこともあって紹介動画の安心感は凄い。あと気になったのは西園さん。特徴的な声と独特な雰囲気で引き込まれました。オーディションでゆるい感じなのも逆に良い。川越の「時の鐘」、全VTuberが紹介していて面白かった。(えい)

9/22 Rain Drops 1stフルアルバム『バイオグラフィ』発売

【概要】
にじさんじからメジャーデビューをした6名のライバーから構成される音楽ユニット「Rain Drops」が、待望の1stフルアルバム『バイオグラフィ』を発売した。「距離」をテーマに描かれた主人公の記録が収録されており、じん×堀江晶太の「エンターテイナー」、煮ル果実の「ブギーマン」、MIMIの「シャロウ」など豪華作曲陣が担当。

【コメント】
 アルバムとしては『シナスタジア』『オントロジー』に続く3作目となる『バイオグラフィ』は、同時に新しいことに挑戦しながらもファンの期待に応えた名盤でした。内容を知るには公式があげているクロスフェードが手っ取り早く、クオリティが高いのでぜひ見ていただきたいです…!私からはアルバムから2曲をチョイスして紹介させていただきます。

 先ほどもあげた「エンターテイナー」は、「Rain Dropsのアトラクションが演出されている他、フリーランスの道化師として活動をしていたジョー・力一が、Rain Dropsの活動を得て出会った仲間との絆が描かれている」という説明がついており、ピエロ推しの1ファンとして感慨深いものがありました。歌はもちろん曲が素晴らしく、泣く子も黙る有名ボカロPのじんさんとkemuさんが携わっており、YouTubeにあがったMVは破竹の勢いで伸び続けています。また直前配信によると、いっせーのドンで自分たちがいいと思う曲を作って合体させ、1つの曲として成立するようにぶつかり稽古で調整するというぶっ飛んだ作り方をしていたこと、それからにじFesでのライブで出演できなかった童田明治と、その分隣をあけてパフォーマンスしていたジョー・力一を見て、1曲目は絶対に力一さんと童田さんから始めようと決意したというエピソードが語られました。
 この曲が初披露されたのは、8/26に東京ガーデンシアターで行われた1stライブ『雨天決行』。アンコールで新曲披露という粋な構成で、素敵なライブパフォーマンスとともに、大量のシャボン玉が放たれ表面が虹色に反射する演出には感動しました。こういった文脈をもとに聞く「エンターテイナー」は、全員にとって大切な曲なんだなと感じました。

 もう1曲は「魅惑の華」、こちらも本アルバムで特にお気に入りの曲です。作詞作曲は立椅子かんなさん。1回聞けばRain Dropsのユニットとしての強み、歌声の良さが全部出ているのがわかると思います。月ノ美兎の『月の兎はヴァーチュアルの夢をみる』に収録されている「Moon!!(Avec Avec Moonlight Power Pop Re-Arrange)」に似た種類の好きで、音の層の重なりが意外性を持って奏でられる気持ちよさ、センスの高さが感じられる曲になっています。「ソワレ」「Flowing, walking」で作詞経験のあるジョー・力一は、「何もかもが全部間違って居るんだ!罅割れた皿に水(water)」という歌詞に脱帽したことをARK配信で話していました。音楽に詳しくないので立椅子かんなさんのことはここで初めて知ったのですが、びっくりするぐらい相性がよく、今後ともRain Dropsに曲を提供していただきたいと強く思いました。

 持論ですが、世界には良い音楽で溢れかえっている以上、その中で突出して心を動かすにはその付加価値をどうプロデュースするかが鍵です。その意味で、Rain Dropsはファンのボルテージを上げるのが得意というか、楽曲の良さだけの勝負ではなく多様な手法で宣伝をするのが得意という印象があります。気合いの入ったクロスフェードやラジオOBS、公式チャンネルでの直前配信がその例で、全力でRain Dropsというコンテンツを盛り上げようという意気が感じられます。2月の2Dayライブも楽しみですね!(サイハラ)

 エンターテイナーのMVが投稿されてから何回か聞いていたのだが、曲の始まりがとにかくキャッチーで凄い。サビで手の隙間を抜けて次のライバーに移る映像も見ていて楽しかった。アルバム収録曲では、きこえがかなり好きだった。(やよい)

 制作陣が豪華すぎる。VTuberのアルバム、本当に名盤しか出てこないですよね、これも本当に名盤です。アルバムの曲順ってかなり重要だと思っていて、アルバム全体の印象だったり、物語性の印象が変わってくる中で、表題曲の「エンターテイナー」を1曲目に持ってくるのはいいなぁと。自己紹介としては最高ですよね……。アルバムの中ではピアノが超気持ちいい「シャロウ」が大好きです。(えい)

 エンターテイナー……あぁエンターテイナー……。昔からじんさんの大ファンだったので、「オントロジー」に引き続き喜ばせてもらいました。『雨天決行』で初解禁され、アルバムの情報が出てからライブ会場でシビれまくっていたんですが、翌日に出たMVを無限に繰り返しながらアルバムのリリースを待つ日々。蓋を開けてみると相変わらず目についたのが多彩な作家陣と多彩な曲でした。『シナスタジア』以来、レイドロの楽曲に通底するメッセージって何だろうかとずっと考えてきたのですが、どうにも答えが出せませんでした。どうやらメンバー自身もそのことに苦悩していたようで、アルバムリリースに際して出されたインタビュー記事の中で緑仙はこう語っています(太字は引用者によるもの)。

緑仙:他のユニットさんには、このユニットはこういう特徴だよねっていう統一感みたいなものがあると思うんですよ。でも、Rain Dropsは未だにそういうのがない。それがいいのか悪いのか悩んでいたというか。そのほうがわかりやすいんじゃないかって思ったりもするんですけど、「エンターテイナー」で答えが出ちゃったんですよ。このままでもいいんだよ、みたいな。じんさんは俺たちのことを大好きだなって(笑)。めちゃくちゃ見てくれてるんだっていうのを、楽曲を通して感じるから。

多様性そのものをメッセージとして打ち出そうとしている姿勢に衝撃を受けました。一曲一曲で彼らが見せてくれる歌声やパフォーマンスに感動していくのも悪くないよね、と思うのです。とにもかくにも、この6人に出会えてよかった……これからの活躍にもますます期待しています。
 それからもっと驚いたのが、全員カバー曲の「ミリオン/ワンズ」。こんな曲を掘り起こしてくるのか、と。初音ミク10周年のコンピレーションアルバムに収録されていて、配信は行われているもののMVが出ているわけでもなく、いわば「知る人ぞ知る良曲」の類。じん×kemuタッグの前史とも言える曲です。歌詞はもちろんミクとミクを愛する人に向けたものですが、Rain Dropsの文脈にもすんなりフィットしていたのが不思議でした。やっぱりVTuberとボカロは相性がいいんだなぁと感じずにはいられなかった出来事です。(にわとり)

9/23 岸堂天真3Dお披露目

【概要】
 ホロスターズ2期生の岸堂天真が3Dお披露目配信を行った。ゲストにはアルランディス、花咲みやびが登場した。
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【コメント】
 いや、イケメンすぎ?本当にイケメンすぎるだろ。白馬(自転車)に乗って登場しててワロタ。最後のオリ曲披露、作詞作曲が夏代孝明で天才。天真くんの純粋な少年声にぴったりすぎる。(えい)

9/24 月ノ美兎爆誕SP2021(誕生日)

【概要】
 ルギアに次いで「爆誕」という呼び方が似合う女として知られる月ノ美兎が、今年も16歳の誕生日を迎えた。配信ではオーディション音声公開を筆頭に、リスナーのPC前巡回や凸待ちなどの企画が用意され、非公式Discordサーバーでは「アンチグラビティ・ガール」の打ち上げ花火等の合作動画が制作された。
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【コメント】
 誕生日おめでとうございました!配信では2018年から毎年続けてきたヨーロッパ企画実況は何故かなかったものの、ずっと気になっていたオーディション音声を公開してくれたり、リスナーのPC前という地味に気になるちょうどいい温度感の企画を用意してくれたりと面白かったです。定番となってきた凸待ちでは剣持やJK組はもちろん、詩子お姉さんやかなかなとの会話が結構印象に残りました。他のライバーからどう思われているのかが、ライバー目線での委員長像を知れる機会ってやはり面白いですね。こういった誕生日の特別企画だけじゃなくても、委員長には日頃たくさんの面白コンテンツを提供してもらっているので、こういう節目のときに何かお返しをしたいしたいと思っていながら結局何もしなかったのを後悔しています… 悔い改めて、来年の誕生日かデビュー4周年記念日には何かしたいと思います。
 お返しといえば、にじさんじリスナーの間では伝統的に合作動画を作る文化がありますよね。今年の誕生日合作ではまさかプライベートで花火を上げるとは…とつくづく驚かされました。あとは謎ノ美兎の格好をした男性がセンスのいい曲に合わせて踊る映像が頭から離れず、別日に何回か見返しました。こういうおもしれーリスナーに囲まれていてつくづく素敵な環境だと感じさせられます。それから #みとあーと に愛のこもった作品がたくさん投稿されていて幸せでした!誕生日ライブもよかった!!!(サイハラ)

9/25 447 Records Emotion Lucky

【概要】
 447 Recordsがオリジナル曲「Emotion Lucky」のMVを公開した。ボーカルにはヨシナ・アオノユウキ・柚子花・モネが参加。作曲はyou、作詞はエハラミオリが担当している。
 動画はこちら。
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【コメント】
 ニコニコで100回見たみたいな曲とMVで懐かしくなった。全然関係ないし、かなり前の話になるが447 music radioがいつの間にか止まっていて驚いた。(やよい)

9/25 Kizuna AI Virtual Fireworks Concert

【概要】
 Kizuna AIがOculusのVenuesアプリにて日本文化や花火を演出テーマにした音楽ライブを開催した。イベントは10月23日にA.I.Channelにて再配信され、発表したRemixは10月22日にはEP”Fireworks Remixes”として配信される。

【コメント】
 参加してきました!タイトルが「Live」ではなく「Concert」なこともあってか、バーチャル空間上でアバターになった他の観客とスクリーンに映し出される映像を一緒に見るという形で、バーチャル空間に潜っているのにアイちゃんのいる空間とは別の空間にいるという状況が他のバーチャルライブとは違った点で逆に面白かった。アイちゃんのお友達であるおめシスやコスプレイヤーのえなこさんもアバターを被って観客に混じりこんでおり、終演後にアイちゃんを含めお友達がランダムでルームに入ってお喋りをする、みたいなイベントがあったのだが、ルームガチャしていたらえなこさんに会えてびっくりした。同部屋になった人たちが「写真撮影いいですか?」と、現実ではあり得ない距離で記念撮影会が始まって面白かった。アバターを被った状態のえなこさんを撮るとかいう状況、めちゃめちゃ面白い。(えい)

9/25 「Cinderella switch ~ふたりでつくるホロライブ~ vol.03」が開催

【概要】
 VARKで行われるバーチャルライブ「Cinderella switch ~ふたりでつくるホロライブ~」の第3回が開催された。出演者は「miComet」のさくらみこ、星街すいせい。

【コメント】
 書きたい内容が2つあります。今回の公演の内容についてと、VRライブというライブの形態についてです。
 まずは公演内容について書きます。今回のライブは2人いる出演者のうち、一方がステージに立って、もう一方が自分の隣でいっしょにそのライブを観る、という形式です。また、セトリは2人とももう一方の出演者が考えています。さくらみこパートでは星街すいせいが考えたセトリでライブをしました。選曲にさくらみこの「かわいい」イメージと違って、かっこいい系とか、ちょっと病んでる感じの楽曲もあって、意外性のあるライブでした。「僕は嫌だ」。MCに入る度に”星街P”が一生腕組みしてておもろかった。また、星街すいせいのオリ曲であるBlueroseも歌われました。歌ってる間、隣にいる星街すいせいがマジでうるさかった。振りコピもしてたらしいけど、そっちまで見ていなかったので、目を増やしたかったです。個人的に最も印象に残ったのは青空のラプソディです。みこち、どんどんアイドルになっていく...... 星街すいせいパートはさくらみこが考えたセトリのライブでした。こちらは先ほどとは違って、結構星街すいせいらしい、かっこいい曲が多く、さくらみこが星街すいせいに歌ってほしかった曲を詰め込んだセトリでした。最後にはさくらみこのオリ曲であるサクラカゼが歌われました。サクラカゼはホロライブがここまで人気になる少し前の発表された曲です。そんな時期でのファンへの想いを綴った曲で、ソロでデビューしたさくらみこならではの文脈もあるのですが、最初に個人勢としてデビューした星街すいせいがこの曲を歌うのもエモがありました。
 次にVRライブというライブ形態について書きます。これまで僕は”VR”にあまり良い印象を持っていませんでした。何度かHMDを着けたことがあるのですが、画質は粗いし、なんか視点も自然じゃないし、それなのにみんなVRすごいVRすごい言うしで、大言壮語というか、界隈にあまり信用できないイメージを持っていました。だから、正直に言うと僕は推しが「ふたりでつくるホロライブ」に出演するのが怖かったのです(出演するなら観なきゃいけないので)。とはいえ、結局出演が決まってしまったので、上のKizuna AI Fireworks Concertの項目にコメントを書いているえい君に機材を借りて公演を観させてもらいました。HMDを着け、開演時間を待ちます。一瞬暗転します。左から声が聴こえます。左を見ると......星街すいせいが、”””””居る”””””。い、居る。マジで。目の前に。いつもは画面の向こうにいたアイドルが目の前に居る。その瞬間、僕が今まで”VR”に対して抱いていた印象は先入観に過ぎなかったんだと悟りました。カウントダウンが開けると、ステージ上に推しがいて、そこからは一瞬でした。いつか誰かが言っていた、「推しがいるとオタクはVR空間でも来る」という話の真意を理解できた気がしました。
 「推しが出演するVRライブを観る」という経験で僕は世界観が変わりました。凄くパワーがあるライブで、元気が貰えました。本当に楽しかったです。また推しにVRライブやってほしいなあ......それまでにはHMD買わないとなあ......
 余談ですが、この公演の直後に角巻わためが100万人記念でつのまきじゃんけん道場凸待ちをしていて、miCometが映像で出演しました。2人が同時に手を出して、角巻わためはさくらみこに勝ち、星街すいせいに負けたのですが、これはあいこでは......?(よーこん)

9/25 AZKi「最強×最弱ガール」MV公開

【概要】
 AZKiがオリジナル曲「最強×最弱ガール」のMVを公開した。作詞・作編曲はsumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司。
 動画はこちら。
youtu.be

【コメント】
 サビのフレーズがキャッチーで頭に残るのと、間奏のブラスが気持ちいい。MVはカートゥーン調でこれも目を引く。(やよい)

 AZKi先生、マジで最強で最強なガールだ……。曲が出るたびに新たな魅力に気づかされるの、マジで最強です。かわいい感じで歌ってる先生も好きだなぁ……。MVのイラストも印象的でGood。作詞作編曲のおしゅしさんの「いつか回らない寿司屋で」が本当に好きで名曲、懐かしさ全開なのですが、今回はどちらかというと新しい雰囲気を感じて曲作りがうめぇ~~すげぇ~~~と思いました。サックスとか金管楽器の音やサビのメロディがキャッチーでとても好き。(えい)

9/26 長瀬有花1周年記念ライブ

【概要】
 RIOT MUSIC所属の長瀬有花が活動1周年を記念したライブ「プロムナード」をYouTubeにて開催した。ライブ後には1stアルバム「a look front」の発売が発表された。
 アーカイブこちら

【コメント】
 Tiktokなどで登場する姿を「ながせゆか+」に倣って+と表記するが、今回のライブでは駆ける、止まる以外は+の姿で行われ、多次元顕現実験を掲げいたとはいえ衝撃を受けた。ギターの練習をしていたらしいので、生演奏を見られたのは良かった。一方で配信ライブにも関わらず映像は暗く、視覚・聴覚の表現と制約を強く感じた。アルバム発売はめでたい。カセットテープがグッズとして売られることが令和にあるんだ。(やよい)

9/28 帰ってきたパワクズ

【概要】
 BANsの天開司とにじさんじ所属の椎名唯華が,企画「にじさんじ甲子園」のなかで作成したチームでの対戦を行った。
 アーカイブこちら

【コメント】
 椎名は新衣装,司は大きくモデルチェンジしていますが,こうやって原点に帰った企画をしてくれるのは古参勢にとってとても嬉しいです。結果は…まあいつも通りという感じがしますが,その中でもにじさんじ高校の選手である方の「天開司」がちゃっかり活躍してるのが特に面白かったです。そしてピッチャー叶。そのヤバさは本戦でも遺憾なく発揮されていましたが,7回から完全にスタミナ切れしているのに無四球完投は異次元です…。(バルカン半島

9/29 星街すいせいアルバム発売

【概要】
 星街すいせいが初のフルアルバム「Still Still Stellar」を発売した。3か月連続でリリースされた楽曲や新曲を含め12曲が収録されている。
 クロスフェードはこちら。
youtu.be

【コメント】
 僕も「『女の子が演じる王子様』からしか摂取できない特殊な栄養素」を定期的に摂取しないといけない人間なので、Stellar Stellarのサビの歌詞を星街すいせいが書き、歌っている事実に助けられています。Twitterの発売日までのカウントダウンとかすごいウキウキしてて、ほんとに念願のファーストアルバムなんだと感じました。初見でアルバムの最後が「駆けろ」なのに違和感があって、でも”念願”のアルバムなんだから、曲順なんか拘るに決まっていて、ここから始まる意味を込めているんだろうと思っていると、その後の配信で言及していてそれ!になった。個人的に一番好きな曲はStarry Jetです(告白)。(よーこん)

 Stellar Stellarが好きすぎてアルバムを再生しても1曲目をループしちゃう。駆けろで〆るのも最高だ。cometのリミックスも良かった。(やよい)

 1曲目から強すぎる。アルバムの顔が最強だ……。今までの楽曲もいいし、アルバムで初公開された曲も全部いい、全部いいです。最強です。駆けろのアウトロでアルバムしめるの、気持ちエエ~~~~。(えい)

 いつの間にかアルバム出てたわね……(最悪)。全曲好きです。次はメジャーで聞きたい。(にわとり)

9/29 神楽運送新人研修

【概要】
 .LIVE所属の神楽すずとルルン・ルルリカが,トラック運転シミュレーションゲーム「Euro Truck Simulator 2」でのコラボ実況配信を行った。神楽すずは運送会社「神楽運送」の社長として,新人であるルルン・ルルリカへの研修を行う。
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【コメント】
 ボスのETS2配信は毎回こちらの予想を超える撮れ高を見せてくれます。新人の魔王,さすがに社長よりはマシな運転をするやろ……と思っていたのですが,全然そんなことはありませんでした。横転を通り越した大転倒にダメージ100%,ブレーキなど存在しないかのような走りっぷり。車に抜かれるたびに二人してオラつき始めるのには毎回笑ってしまいました。コンボイモードの途中で操作がうまくいかなくなってしまったのは残念でしたが,ぜひ二度目の神楽運送シリーズが観られるのを楽しみにしています。(バルカン半島


おわりに
 いかがだったでしょうか。今月はお誕生日記念配信や周年記念配信など、おめでたい出来事が多かったように感じています。
 当愛好会も引き続き活動を続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。